Title: わにみたいなもんだ。
「どうすれば君のいない景色をあたりまえと思えるんだろう」なんて歌詞にぐっときながらまた1年を顧みて、365日のうち347日が終わったと思おうと、この1年で自分の得たものの少なさに、もっと時間を大事に使うべきだったと反省する。
そんな反省をしていて思ったのは、人が成長をするときに、必要なのは「こだわり」なんだと思う。自分の中の「こだわり」を持論という武器にして、それをあちこちにぶつけてみて、刃こぼれしたり、たたき直しては、ぽっきり折られてはまた研ぎ直して、自分の手にぴったりくる形になるまで、自分の中の「こだわり」をたたきまくる。そんでもう身体の一部みたいになって、どこでもすらりとそれを使えるようになって、ある程度まで通用するようになることが大事なんだろうと思う。
でも今思うのは、
そこから先に行くときは、その武器を手放さなきゃなんだろう。
いうなれば、ある程度の段階までいくのには「こだわり」がどうしても必要だけど、さらにその先にいくには「こだわり」は邪魔になる。
これも一如。
メリットには必ずデメリットがある。
自分がいいと思ったもの、結果を出してきたものに胡座をかけばそこで終わりだ。
いくら研ぎ澄ましても、それを握っている限り見えない世界がある。
MHPにたとえるなら、弓で狩ってばかりいて、熟練してきたらそこに過信してしまうけど、太刀じゃなきゃ得られない素材があるということだ。
それと自分が胡座をかかないために必要なのは、やっぱり悔しがることだと思った。
年をとって著しく減るのは本気で悔しがることだ。
腕くんで、涼しい顔して、まあしょうがないよ。とかいうのはくそくらえで。歯ぎしりするくらいに悔しがれるようなところにいないと自分はすぐ怠けるから、これからもできるだけあちこちにかみつきながら、悔しい思いをしていこうと思う。
まえにまえに。
POSTED @ 2010.12.13 |
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