Title: ほんや。
久しぶりに本屋にいった。
本屋のシステムがどうなってんのかわかんないんだけど、本屋も結局小売店なんだしそれぞれ特色だしてもいいはずなのに本屋ってのはどこも同じだなってずっと思ってたんだけど、最近は個性のある本屋が増えてきた様な気がする。
本屋にいるとほんと気づくと1時間なんて軽く過ぎる。そんで本を買うってことは、ものすごく贅沢で有意義な気持ちになる。本を買う時にこそ、人生は無駄にこそ意味があるんだと感じることができる。
無駄か無駄じゃないかの判断はきっと、生活や日常に必要か必要じゃないかってことで、無駄遣いかどうかってのはきっと自分にしかわからない基準なんだと思う。などと今日の本を買うにはあり得ない出費を自己肯定する。
日常生活には谷川俊太郎も廃墟の写真集も、アラーキーも必要ないけど、時にふとたちどまったり、空を眺めたり、電気を消して真っ暗な部屋で星を眺めるみたいに、
明日には関係ないけどそういうものに触れることで培われる心こそが、きっとここ一番で折れない心だったり、痛みを分かち合える心だったり、前にでる力を育んでくれるんだと思う。
必要ないけど必要なことが人生に彩りと広がりをくれる。
しかし谷川俊太郎の言葉はほんとうに気持ちがいい。あんなに言葉を楽しんで、言葉を感じて、言葉に自分をのせられる人はいないんじゃないかと思う。あんな風に感じて書けたらどんなにいいだろう。あんな風に書けるようになるには、あとどのくらい広い視野が必要なんだろう。
こんな詩がのっていた。
空が愛おしい 空を抱きしめたい
自分はこんなにちっぽけなのに。
本当に切実な言葉だと思う。
POSTED @ 2007.04.08 |
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