• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 太陽のサーカス


先日、「ZET」みたんです。

シルク・ドゥ・ソレイユの「ZET」

もう。これはすごかったですよ。サーカスと呼んでもいいのかためらうくらいです。いままで、木下大サーカスとボリショイサーカスしかみたことなかったんです。それはそれは幼心に強烈なインパクトと感動をくれて、サーカスの雰囲気とかは昔から好きなんです。

だから今回もものすごい楽しみにしてたんです。サーカスを。

はじまって数秒でサーカスの概念がぶち壊されましたさ。

ほんと幕開けなんて鳥肌ものですよ。内容はネタばれになるから書かないけど、あれは見たほうがいいです。

それにね。ものすごい感じたのは、もちろん技を繰り出す人はすごいんだ。みんなの注目を一身に集めて。

でもね。タイミングよくその一人一人にあわせて、空中ブランコのタイミングを合わせる人や、ジャンプのタイミングを完璧にとる土台の人や、絶妙のタイミングで道具をわたす人や縄を回すひと。

みんながみんな、ほんとに言葉を一言も交わさないのに阿吽の呼吸なんだよね。どの人が気を抜いてもなりたたないんだ。それにね。誰かがミスをしたときに、それをミスにしないための取り決めがきっとあると思うんだ。一瞬でそのシフトに切り替えて舞台全員が動くみたいな。

そこになんかものすごい胸が熱くなった。なんかそういうの好きなんだね。あれだけの人種も性別も、それこそ国も宗教も違う人たちが、アイコンタクトと空気だけで、フォローしあうんだよ。ホントに相手をよく見て、見るだけじゃなくて、お互いを認めあえなきゃあの動きは絶対にできないよ。

しかも、それぞれの団員は自分の技を磨くことが仕事だけど、あの世界をプロデュースして舞台設定から照明から、構成から演出から、そういうものを創り上げるブレーンがいるわけでしょ。すごいなぁ、人間の脳みそはすごいなぁ。

いろんな感想がいりまじって一言では言い表せないんだけど、舞台を見終わって自分の中にぽかっと浮かんできた言葉は、

あそこに入りたい。だった。

無理なのはわかってますよ。バク転学校行ったくらいじゃシルク・ドゥ・ソレイユに入れないのは。

じゃはいれなくてもいいけど、自分はだれかの阿吽の呼吸に合わせられる人間になりたいし、阿吽の呼吸でフォローし合える仲間ができたらいいなと思います。


POSTED @ 2009.07.30 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。