Title: でっかい熊か何かであってもそうだね
たとえば。自分の友達がいる。
なんでそいつと友達か考えたときに。
自分にとって、なにかしてくれるから友達なわけでない。
もっといえば、真面目だから友達なのでなければ、話があうから友達なわけでもないし、なんかくれるから友達なわけでもない。
じゃあなんでだかといわれれば。
全部が当てはまるのかもしれないし、なににも当てはまらないのかもしれないし、ちょっとだけ当てはまるのかもしれないし。明確な理由なんてない。
ということは、これをしたら友達とか、友達ならこうだろうとか、そもそも、友達なんてものはただの言葉であって、そこにあるのは人と人のつながりの1つの形でしかない。
同じつながりは、二つとない。
それをなんとなく友達というくくりにして、その中で最大公約数を探り、思考の幅を狭めてるだけなんだろうと思う。
それが彼女だろうと嫁だろうと、親だろうと先輩だろうと後輩だろうと。
自分とその人の間にあるものは、自分とその人の間にしかないものなのに。つまらない言葉で価値観や感情まで左右せらるるのは。
つまんない気がする。
そんなこと考えてたら。
バガボンド31巻の中でのくだりで、伊東一刀斎が、天下無双は、わしかお前のどちらかだと思うのだが、と石舟斎に問い、石舟斎の首に刀を突き付けて、
「戦えばワシが勝つ。あんたはワシに斬られる」
という。
そこで石舟斎の言った台詞。
「でっかい熊か何かであってもそうだね」
この感覚に近いものかもしれないと思った。
POSTED @ 2009.09.25 |
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難しいこと考えられているのですね!
一生付き合える人が友達ですね!
バカボンドって面白いのですか?今度貸してください・・・
Posted by: 大正 @ 2009年09月25日 19:48
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