• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: PC復活

なにげなく書き始めたらどうも自分の中にいろいろ溜まってたみたいでだいぶながくなりそうです。

PCがないということがこんなにも自分の心や生活に影響するとは思ってもいなかった。だれになんていわれようと自分をつくる要素の数%はパソコンによってもたらされる。

この利器は人類史上最高の発明だといっても過言じゃないと思う。人間が進歩する上で情報の共有、伝達というのは欠かせなかったはずだ。

シルクロードを渡って命をかけて手にしていた経典がググればでてくるってことは、よくもわるくも一長一短で一言ではいえないけど、間違いなくそこにあるものが与えてくれるものの恩恵は大きい。

パソコンの使えない1週間でなにが一番つらかったかって、思ったことや感じたことやまとめなきゃいけない原稿をかきとめておく術がなかったこと。手書きでいいじゃんと思うかもそれないけど、ここまでPCで文章を書くことに慣れてしまうと手書きで書くことのもどかしさに心がついていかない。

それに文章や活字は生ものだと思う。その瞬間その時に沸いてきた言葉や文章は時間が立つとおなじ字ズラでもその意味は全然違うものになる。だから書くことはおもしろくもあるしやめられないんだな。

最近その感覚は写真を撮るときにも同じなんじゃないかと思う。

写真はただの記録かもしれないけど、間違いなくそこに想いはのるとおもう。だからおもしろい。その人の目線や想いや考えや、1枚の写真には目に見えないものがたくさん写りこむ。

さらにいえばそれは茶室にある空気とも同じなんだと思う。

そこから何を読み取るかということを楽しむということ。

数週間前から半分アメリカ人とメールのやり取りをしていて宗教や民族性の違いについてやりとりしていて感じたけど。いまうまい表現がみつかった。

そこからなにを読み取るかということ。

これが日本の民族性の美学だ。

はっきりしない日本人といわれるが、日本人は、YESかNOといわれなくてもそこにある本意、真意を読み取ることに美学を感じる民族なんだ。

これだけは絶対に欧米の人間にはわからない。日本の誇るべき民族性なんだと思う。

よく外人がワビサビを口にしたり茶道や華道のまねごとをしてるけど、それは浅草で「神風」とかかれたハチマキしながら「一番」とかかれたTシャツきて浅草寺を参拝してるのとなんもかわらないと思う。

どうぞおはいりください。といわれなくても自分がそこにはいっていいかどうか、どのくらいの時間いたらいいかというところまでを考えられるのが日本人なんだよ。

おまえはいやそれは違う。そういう人がすべてではないというかもしれないが、これに関しては本当にどう感じているかどうか、感覚の違いを数値化できるわけでもないから平行線になるからどうしょうもないんだけど。

でもおもしろいよ。違う民族のリアルな感覚を話し合えるのは。こんどとことん話し合おう、まぁ最後には殴り合いになるだろうけど。

話をもどすと。

ここ数週間、PCがなかったのでひたすら本読んでDVD観て、モンハンやって、写真を撮りにいっていてその中で自分の中で確証をもって再発見したことがたくさんあった。

そういう意味ではPCから離れたのはよかったのかもしれない。

人からしたらどうでもいいことだけど。

自分は横で撮る写真よりも縦に撮る写真のほうが好きだということとか。

あとDVDは非現実的なSFが大好きだということ。社会派だったり歴史物やサスペンスなんかよりも、「魔法にかけられて」とか「ジャンパー」とか戦争ものを除けばそういうのが好きだということ。

ここんとこいろんな本やDVDをみていて感じたのは。

人間というのはなにかにならないといけないんだと思うということ。

なにかになるというと漠然としてるけど。なにかになるということは、役職や職種ではなくて、自分の中にある個性や能力を存分に発揮してなれるもの。

胸をはって自分の中にある独自性を惜しみなくだしきれるものに。

多くの人があこがれる人間像やヒーロー像や、かっこいいという対象の先には十中八九そういうものがある。

あと大乗仏教と小乗仏教という分け方はあまりすきではないんだけど。

でも真宗とは反しているかもしれないけど、どちらかといえばおれの思想は小乗仏教側に偏っているということにも気づいた。

この一週間の中でどうでもいいけど改めて見直すとなるほど自分はこういうものが好きなんだなということに気づかされるくらい自分に向き合う時間がとれたということか。

あと。

面白い話がひとつ。

先週少しお洒落でいいところのイタリアンレストランにいきました。待ち合わせの時間に遅れてしまって一人であとからお店に向かいました。

お店はすこし照明がおとされていて広いラウンジからは夜景がみえて、黒人が生歌でジャズを歌っているようないい雰囲気のお店。

一緒にいった友達はもう中にはいっていたので、入口で予約の●●ですけど。と友達の名前を告げました。

すると店員さん。

おれの身なりを上から下までなめまわすようにみると一言こういった。

「お客様・・・申し訳ございません。短パンの方は入れないのですが・・・」

おれはあまりの出来事でおもわず。

「え・・・」

正確には

「ふぇ・・・」

というしかありません。

店に入れないといわれてももうどうしょうもないわけで。

すると店員さん。

「長ズボンの貸出ありますので着替えてきていただいてもよろしでしょうか」

おれはいやいやいや!と思いながらも

「は・・・はぁ・・・」

というしかできず。明らかに従業員用のズボンを渡されトイレまで案内される。

そしてズボンをはくと、丈は若干ながいし、挙句の果てにウエストのボタンは締まらないし最悪だったけど背に腹は代えられない。ウエストを抑えつつ、店に戻り事なきを得てみんなの待つ席へ案内された。

恥ずかしさとやっちゃった感で若干にやにやしながら席につくと。

先にきていた友人の一人が。

おれと同じ従業員用のズボンをはいていました。

しかも丈が短くてつんつるてんでした。

おもわず。

おたくも?!

といって笑いあいましたとさ。


めでたしめでたし。


ってめでたくないわ!!!

おかげでおいしいお酒のんでいい気分なのに帰り際に、またトイレで着替えなきゃならないかと思うと酔いもさめたわ!

みなさま

TPOというのは大事ですね。

なんてこんなくだらない話でもこうやって書き出して吐き出して自分の中で刻み込んでいくことでいい思い出にあっていくわけですよ。

でも生で黒人のうたってた「WONDERFUL WORLD」が本当によくてルイアームストロングを彷彿とさせる歌い方で、かなり最高でした。もうそれだけで全部が帳消しになるくらい心に染みました。

ああしかしPCなおってよかった。

まだまだ書きたいことがあるんだけど。夜にまた書こう。

PHOTOにUPした写真は早起きして上野散歩した時に咲いてた蓮の花と、ベンチで寝てたねこ。この時期の早起きはほんとに三文以上得しますよ。間違いなく。


POSTED @ 2008.08.11 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。