• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: バグダットカフェ
2004.01.26


一週間も空いちゃったよ。でもずいぶん書いてなかった気がしたけど
それでも一週間なんだね。
ってのはさ、最近寒くて寒くて、
さすがにタオルケットと掛け布団じゃ堪えられなくなって
家から羽毛布団もってきたのね。
そしたらあったかいのなんのって。
幸せを感じながら眠りについて。
朝起きたら汗だくで
それがすっかり冷えて一日で風邪ひいて
ちょっと調子の悪い一週間だった。

そんななか友達がおもしろいといっていたDVD
「バグダットカフェ」を買ってきて見た。
きたね。これはきた。
人生の上位に食い込んでくる良い作品。
最高に俺の好きな作品だった。こないだ私的映画論に書いたような
俺の好きな映画だった。

この作品。パーシー・アドロン監督のアメリカでの監督デビュー第一作目ということになるらしい。
不思議な軽さと、おかしさが満ちている作品でどことないけだるさと哀愁。
まず初めに驚かされるのは濃厚な色の描写。
青かかっていたかと思うと、切り替わった次の場面では真っ赤だったり、オレンジだったり。
突然原色に戻ったり。
それでいて無理のないカット割りなんだよね。不思議と自然に入っていける。

それと思ったのが主人公がいないってこと。
ここに出てくるすべての人に物語があって。
各人が主人公の短編集が一緒になったような。
その中で各人それぞれの物語が少しづつつながって
大きな流れになって一つの物語になっているような。

ジャスミン、ブレンダはもちろん、バッハを弾く息子、バーテン、ブーメランをする男、絵を描いてる男、刺青を彫る女。
子供達、保安官。すべての物語の中の一見無駄に見えるカット割りに意味があって
一回見ただけじゃただの無駄なカットも2回目ではじめて意味がわかったり。奥が深いなと。
でもコロコロと突然変わる給水塔の色。画面の切り替わりに青から緑とか。
あれには何か意味があるのかな。
それと最期にあの人の「仲が良すぎるわ」という台詞とあの流れ・・・もう最高だね。
おもわず所々でやられたなと、にやっとしちゃうような作品

一言で言うならジャスミンのマジックはそれ自体がもうマジックって言うような。

そしてバックで流れる「コーリング・ユー」これがまたいい。
映像にぴったりで。どこか哀愁漂わせるような。

色々と書きたいんだけどこれを読んで興味を持ったら是非見て欲しいから
あんまりネタばれになるような事はかかないでおきます。是非一見してみてください。
ここから買えます→amazon.co.jp

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Title: 8mileをみて
2004.01.19


しかし最近寒いね。こないだはうっすら雪が張ってたしね。
こう寒いと休みはなかなか外にでるのがめんどうで家にいることが多くなる。
そんな休日。家で「8mile」をみた。
もともと日本のヒップホップ文化ってのはあんまり好きじゃないんだけど
あくまで日本のね。
でもやっぱそういうのをかっこいいと思う時期もあるし、
周りにそういう奴が多かったから、
そういう格好や音楽を聴いてたときもあるんだけど
そもそも日本のラップは根本が間違ってる。

もともとラップの根元は黒人の悪口の言い合いで
っていってもただの喧嘩じゃなくてさ
60年代後半~70年代にかけて
黒人は今よりももっと肩身の狭い生き方をしてて
住むところも限られていた。
その中でもまた系統や宗教や
まぁどこにでもあるような理由で
小さなコミュニティーみたいなものができてて
そうなりゃやっぱり縄張り争いみたいなものがおこる。

その度に殺し合いや、仕返しをしてたんじゃ安心して街を歩けない。
そこで生まれたのがラップだと言われてるんだよね。
街のみんなを集めてその前で相手をやりこめる。
うまいこといって恥をかかせる。
上手いこといわれてやりこめられた時って
何も言い返せないでしょ。
それが原型だといわれてるから、2パックも
殺されたけど最期まで言いすぎだろって思うくらい他のレーベルとか
ラッパーとか社会とかに対してめちゃくちゃやってたし。
いまでも向こうのラップっていうのは
基本的に汚い言葉で誰かをののしるってのがベースにある。

一方日本では、リスペクトだとか仲間や親に感謝とか
いい話をリズムにのせて歌ってるだけってきがする。
日本人の気質っていやそれまでなんだけどさ。
なんかこういうとこでもアメリカの文化にあこがれてるんだけど
島国気質のの抜けない国民性ってのを感じる。
ミクスチャーっていう新しいジャンルで呼ばれてることもあるけど
あれは本来のヒップホップじゃない。
日本ではたまに「ZEBRA」とかが毒ついてるけど
他にだれかをけなすようなラップってあまりないよね。

本質を知らないで形にこだわっても
それは結局なにかのコピーにしかならないんじゃないかな。

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Title: 芥川賞・直木賞
2004.01.16


今年の芥川賞、直木賞の発表あったね。
芥川賞
「蹴りたい背中」
綿矢りさ19歳
「蛇にピアス」
金原ひとみ20歳
直木賞
江國香織
「号泣する準備はできていた」 
京極夏彦
「後港説百物語」

なにがすごいって19歳と20歳だよ。
なんか悔しいって言うか凄いって言うか
まだ読んでないから何とも言えないんだけど、
はやく読みたい。楽しみ。
京極夏彦は読んだことないけど、
江國香織はたまたま最近読んでたから
ああ、あれなら。って思った。

今の時代、情報社会で
どんな情報も簡単に引き出せるし、
黙ってても耳に入ってくる情報は
他人と自分の境界線をあいまいにして、
でもその中で孤立化された社会で
生きることを余儀なくする。
なんていうか一人なんだけど一人じゃない錯覚を
起こしやすい時代だよね。
それは人を感傷的にもするし、
刹那的な思考も生み出すし、
生きるってことや
他者と自分との関わりっていうものが
浮き彫りになったままなんだよね。

それでいて物は豊かでこの世代には時間がある。
そのなかで生まれる思考
焦燥のなかから生まれた冷静な思考に生きる世代。
その第一世代がいまの
10代から20代だと思うんだよね。
この世代やこれからの世代は、いままで
もっと歳を追わなければ獲得できなかった感性を
すでに身につけてるのかもね。
これは感性が豊かであるってことじゃなくて、
それが標準になりつつあるんだと思う。
その中で本当に感性が豊かで感受性の強い人は
逆に生きていくこと自体が難しくなると思う。
これは若い人の自殺率と殺人事件の高い理由だとおれは思う。
サカキバラを初めとする少年犯罪を起こした少年の書いた文章に
その感受性の強さを感じた人は多かったと思う。

極端かもも知れないけど太宰治のように
刹那的に死を捉えるような感性をもった人は、
これからごろごろ出てくるんじゃないかな。
いままではそういう感性を獲得出来る人は少なかったから、
というよりも戦後の復興から昭和のバブル。
人は豊かになることに必死でそういうことを獲得しにくかったんだと思う。
だからこそそこから生まれた文学は賞賛に値するわけで、
これからの世代はそこに追いついて、というよりも
もう追い越していったのかもしれない。

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Title: 人間くさいのが好き
2004.01.12


昨日マトリックスのDVD(リローデッド)
を見たんだけど、あれは凄いね。話の内容はさておき
映像はすごいわ。あからさまにCGな所とかもあるんだけど
映画の常識を覆してるね。映像と言う意味じゃ
一見の価値はあると思う。

友達に勧められてた江國香織の「神様のボート」読み終わった。
少しづつ読んでたからだいぶ時間かかった。
かなり俺の好きな文章だった。
江國香織っていうと女の子の小説ってイメージがあって読んでなかったんだけど
あの言い回しと話の流れかなり好き。
本屋に行ったら新刊で短編がでてたので
また読んでみようと思う。

さて映画にしても小説にしても、みんな自分の好きなジャンルってあるもんで。
おれは基本的に推理物や冒険物、ファンタジーとか物語性に意味のあるものよりも
言い回しや表現の豊かさのあふれたようなものが好き。
ただの日常の中の1ページを切り取ったようなものが好き。
映画なら「Smoke」とか、最近では「アバウトシュミット」はいい線きてた。
小説で言えばこないだよんだ吉田修一の「パークライフ」みたいなものが好き。
簡単に言うと基本的になんでも人間くさいものが好きなんだよね。

映像でも文章でもこういうと大袈裟だけどなんていうか表現に芸術的なものを感じる
作品がいい。例えば「天気がいい」という表現は英語では「Fine day」になるよね。
でもそれだけでどんな風に天気がいいかわからない。「抜けるような青空」とか「雲一つない空」
とか、ましてやおれの思いつかないような表現、絶対につかわないような表現で
それが書かれてたときになんともいえない気持ちよさがあるんだよね。
そういう新しい表現に出会えたときの感動ってのが最高に好き。
映画も同じで無駄に雑踏や空のカットが入ってたり、
ここでこれをいれちゃうか。っていうちょっとした隙間に気持ちよさを感じるような。
ああこんな時間でこんな空気なんだなって、
時間とか空気の流れがのよく見える映画がいい。

最近は映画も小説もその中の時間や空気の表現が少ないって言うか、
いきなり夜になったりとか、そんなところには重点を置いてない、
とんとんと物語が進んでいくような作品、
表現よりも物語性やストーリーばかりが先行するものが多いような気がする。
一言でいえばエンターテイメントな映画。全く人間くさくないかっこいい映画が多い。
映画化される物もそういうものが多い。

でもそれを否定する訳じゃなくてね。
エンターテイメントの王道と言われる
スターウォーズもロードオブザリングもハリーポッターも大好き。
全部見に行ってるから、でもそれだけがでてくるんじゃなくて人間くさい~
爽快感っていうよりも考えさせられるような映画や小説がもっとみたい。

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Title: 本日付けで24歳
2004.01.09


本日付けで24歳になりました。もういい大人だね。
子供達にはおじさんと言われることにもだいぶ慣れたよ。

誕生日ってことで顔には出さずちょっとウキウキしてたんだけど
夜中に大地震が来る夢でうなされ目が覚めて。
朝には今日の日を写真に残そうとカメラを持って出たはいいものの
フィルムはいってないし・・・・

そういや昔誰かが言ってたんだけど人間には調子ってのがあって
その周期は波打ってるわけだけど自分の生まれた日が一番最低なんだって
最低って言うよりはそこが0なんだって。
体が調子悪くなったり、運が悪かったりって、
そこから徐々に上がっていってまた一年後に初めに戻るんだって。
まぁ迷信のたぐいだろうけどさ。そんなことを思い出しちゃったよ。

毎年毎年誕生日は来るけど
基本的に誕生日よりも前の日の夜の方が
俺の中では大事なんだよね。
自分のその歳は二度と無いわけで
その最期の日だからね。

いままで一番印象に残ってるのは高校3年の誕生日の前の日で
その日は珍しく大雪ですっごいさむくて。
全寮制だったんで寮の部屋にいたんだけど
その年の3月には京都に行くことが決まってたから
一人物思いにふけってたら、友達がどかどか入ってきて
くだらない話をしてるうちにケンカが始まって・・・・
それを眺めてたら、ホントにはやく卒業したくてしょうがなかった
少年院みたいな高校でも、この当たり前の光景が見れなくなるのかと思ったら
ここでよかったと、初めて思ったね。
まぁ戻れと言われても絶対に戻らないけどさ。

なんて高校の時を思い出していた昨日でした。

23歳は色々あったけど。いままでで一番色んな事、
いままで学んでこなかった、よいことも悪いことも学べた歳だったと思う。
さぁ24歳。どんな歳になるのか楽しみだ。

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Title: 満を持してカメラ付き携帯
2004.01.08


ついにカメラつき携帯買っちゃった。
いままでカメラつき携帯にはあんだけ反対してたのに。
「話せりゃいいじゃん、電話だし」ってホントに思ってたのに。
カメラついてないの下さいって言ったら、
もうありませんって言われたんだよ。
なくなくカメラつき買ったらさ。おもしろいのこれが
デジタル好きの俺としては一瞬ではまった。
デジカメ並だもんねこれ。

携帯にカメラがついて、テレビも見れて、音楽も聴けて。
ほんと昔のスパイ映画が現実になってるって感じするよね。
出たばっかりのPHSや携帯なんて無線機みたいだったのに・・・

これから進化する上で必要なのは通信速度と容量の大きなデータのやりとりだね。

最近はなんでもついてて、パソコンにも初めからごちゃごちゃ入ってるし
携帯も辞書みたいな説明書だし。でもいづれみんな飽きが来ると思う。
なんでもシンプルって時代が来るよきっと。

でも今は楽しいしこれもありだなw

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Title: 初結婚式スピーチ
2004.01.05

2004.1.5

やっと仕事も一息ついて
ゆっくりと過ごせるよ。
毎年年末~正月はゆっくりできたためしがない。
そんで一息つき始める頃には
もう日常が始まる。
昨日日帰りで山へ、初スノボしてきました。
やっぱいいねぇ・・・楽しい。
こりゃやめられないわ。
毎年今年はもういいかなって、
思うことがあるんだけど。でもいっちゃうんだよね
雪山見ないと冬がきた気がしない。

そして筋肉痛の体をたたき起こして朝から
パソコンに向かい航空券の予約。
3月に結婚する友達のお祝いに
大分へいく為の飛行機を予約。
ANAの超割やすいねぇ!

今年は3月に2組友達が結婚する。
去年の暮れには友達がお父さんになった。
おれは早生まれだからもうすぐ24なんだけど
友達はもう25だもんね。25だってさ・・・・
こないだまで高校生だった気がするのに。
俺が言うのも何だけど、みんな大人になったねぇ。

だんだんとそういう話でてきて、素直にいいなぁって思う。
結婚ねぇ。しかも友人代表スピーチ頼まれてるんだ。
一生もんだからな。いっちょ気合いいれていいスピーチかんがえよ。

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Title: 元旦の抱負
2004.01.01

あけましておめでとうございます!!

やっとおれの苦手な年末ってのが終わってついに正月
今年は例年にもまして元旦からたくさんの人がきた。
これがくるとやっと正月気分がもりあがってくる。
進められるがままに朝から飲んでたよ。

さすがに社会人3年目に突入と言うことで
お年玉はなかったものの今年は年男なんでって
猿の人形もらったんだけどこれまた愛嬌あるんだ。
結構気に入った。

昨年はいろんな出会いとか別れとか。
新しいことを初めてみたり、
壁に当たってみたりと、
ホントに濃い一年だった。
振り返れば本当に転機の一年だったと思う。

今年もがんばって生きてくか!!

なにはともあれみなさん今年もどうぞ
よろしくお願い致します!!

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。