• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 日本の音


映画「蝉しぐれ」のサウンドトラックに完全にどっぷりつかってます。これはいい。日本の風景と歴史と時間、日本というものを形容するに十分な音が詰め込まれてる。

この音にどっぷり浸かりながら思うのは、日本の音っていうのは、本当に穏やかで、重々しくて、そして趣とか情緒がある。まさに「わびさび」としか表現できない奥行きがある。

国歌というとまた右だとか言われそうだけど、そうじゃなくて純粋に日本の国歌ってのは素晴らしいと思う。歌詞も音も。あんなに穏やかでいて重々しさも感じさせるだけじゃなくて、本当に日本独特の文化をうまく表現してるとおもう。「さざれ石の巌となりて」とか「こけのむすまで」とか長い時間の中でしか培われない感性だと思う。そしてなによりも平和的だ。

他国の国歌というのは、戦いの歌であったり、戦意高揚のための歌詞が多いし、実際一部抜粋だけど、

アメリカ国歌

戦争による破壊と混乱を
自慢げに断言した奴等は何処へ
家も国もこれ以上我々を見捨てはしない
彼等の邪悪な足跡は
彼等自らの血で贖われたのだ

中国国歌

万人が心を一つにし
敵の砲火に立ち向かうのだ!
敵の砲火に立ち向かうのだ!
進め!進め!進め!

イギリス国歌

おお主よ、我等が神は立ち上がり
敵を蹴散らし、潰走させ、
姑息な罠をも打ち破りたもうた
我等の望みは汝にあり
神よ我らを守りたまえ

イタリア国歌

主が創りたもうたローマの僕(しもべ)
我がイタリア その美しい髪を捧げよ
さあ隊列を組め、我等は死をも恐れない
イタリアが呼んでいる、そうだ!

こんな歌詞のなかで

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌となりて
苔のむすまで

陸続きでない国であることに大きな要因があるのもたしかだけどこれが日本を象徴する歌ってのはすごく意味がある思う。

POSTED @ 2006.10.08 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。