Title: いいあんばい。
今日は野良仕事の予定だったのに雨・・・ちぇっ。
とつぶやいたら、晴耕雨読だねだって。
なるほど、まさに。と思って本を読むことにした。
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ひいばあちゃんは、昔からお腹が痛いというと、じゃあお腹を干してなさいといっていた。だからあたりまえのように今でもお腹がいたとお腹を干さなきゃと思うわけで。
干すといっても、布団干すみたいな干すじゃなくて、要は一回食べるのやめて、お腹をからからにしなさいということらしい。つまりは、食べるのやめなさいということなんだけど、不思議とちょっと意識してお腹を干すと、お腹がリセットされる気がして調子が良くなる。
このリセットという行為は結構自分の中で大事で、一回まっさらにしてスタートするというのは、結構すきだったりする。
いままでの人生の中でそのリセットの方法をたくさん学んできて、その中には、あきらめだったり、逃げだったり、破壊だったり、別れだったり、たくさんの方法があったけど、でも最近リセットというのは物理的に何かを変化させなくてもできるもので、リセットはしようとおもえばいつでもどこでもできるんだということがすこしわかったような気がする。
なにごこもいまここから。
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こうみえて、昔から足が速かったのです。それだけは自分の中で胸を張れるところなのです。
なのでたまに全力疾走をしたくなるのです。そんで最近夜走りにいっているので、近くの公園で、短距離走を全力でやってみるのです。
たぶん、いまもそれなりに速いです。日本中の30代男子を全員集めて走っても速いと思われる部類に入れると思います。
でも、面白いなと思ったのは、手の振りやフォームも自分ではまったく変わってないと思ってるし、ぐんぐんスピードが上がってくる感じも変わんないのに、でも最高速度になった時に、自分の頭の中にある速さが、体感速度についてきてなくて、そこのズレがあからさまなわけです。
いくら腕を振っても足をあげても、違う日にチャレンジしても、頭と体がぴったりくるようにスピードにのれなくて、なんかむしょ~に気持ち悪いのです。例えるならば、エスカレータを逆に向かってダッシュするようなちぐはぐさが残るのです。
頭はおもしろいもんで、一番早かった時の感覚を鮮明に覚えていて、あのぐんぐんスピードにのってきて自分のマックスがここだぜ!とがつんとくる感じを忘れてないんだなと思ったら、夜の公園で30歳男子、なんか妙にセンチメンタルな想いがこみあげてきて、きょうしろうを聞きながら、いろんなものがこみあげてきてむしょうに悲しくなったわけです。
でもくそっとおもって、ちょっとそのちぐはぐさをなんとかしてやると思って、いっちょやってやるぜとか思っているわけです。
それでなにがかわるわけでもないけれど、でもきっとそのちぐはぐさが消えて、ぴたっと思い通りのスピードにもどれたら、なにかが変わるような気がするわけです。
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何十年も同じ失敗を繰り返して学習できないこと。
お腹がすいてる時にマックのドライブスルーでメニューを頼み過ぎてしまうこと。
なんで何度も同じ失敗をしてるのに、ナゲット頼むんだおれ。
いい加減自分のあんばいをしれ、といいたくなる。
なのにできない自分。
にんげんだもの。
POSTED @ 2010.05.11 |
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