• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: ぼうさん。

坊さんってなんですか?と問われた時に最近思うのは。

坊さんというのは、例えて言えば、のど元にナイフを突き付けられていることに気づいているかどうか。それに向き合おうとしているかどうか。ということじゃないかと思います。おもいっきり個人的な解釈ですが・・・

あんた。目の前に死が迫ってますよ。覚悟はよろしいか。

愛する者との死がすぐそこにきてますよ。覚悟はよろしいか。

もっと具体的にいえば、少なくとも数年、10年以内には家族だって減りますよ。
大好きな人も死にますよ。もしかしたら癌になってのたうちまわるかもしれませんよ。

覚悟はよろしいか。

これにぶつかって苦しみながらも目をそむけないのがお坊さんじゃないかと思います。すごいなと思うお坊さんが鬼気迫る感じがするのはだからじゃないかと思います。

それが怖くて、死にたくなくて、おら死にたくねぇ、愛する人とも離れたくねぇ。と心から初めて思えてお坊さんじゃないかと思う。そこからそれをなんとかしようというのが仏法なんだと思う。そう思えば坊さんの方向性に迷いなんてないでしょう。

それに気づかないで人の生き死にに口を出すというのは手元がお留守じゃないですかと思ってしまうし。そもそも自分の死に向き合わないで他人の死に向き合っていることは仏法じゃない気がしてしまう。

いつだって自分が棚にあがってないかい。

死刑だろうと、大往生だろうと自殺だろうと。死に方について議論するだけにならずに、死そのものに向き合うことが大切だと思います。遺族にとってはどんな死に方をしようと、そこには大切な人の死しかなわけで愛別離苦しかないわけで、それはいつだって自分も直面してる現実なわけで。

目先ではなく本質そこに目を向けるのが知恵ではなく智慧なのかもしれないと思います。

まずは自分というのは身勝手なようですが自分が救われずして誰を救えるんだろうと思うんだ。

ちなみに自分はまだ坊さんになりきれずまさか自分が死ぬとはつゆとも知らず理屈でものを考えようとします。なむなむ。

POSTED @ 2009.07.06 | Comment (2) | Trackback (0)

!!!!!
今日なむの日!
さすがですね〜。

お坊さんって
苦しみに気づき
それに悩み
わからんわからんて
悩み続けてる人が素敵と思います。
これまた個人的な意見。

わからないって
もしかしたらすごく大事なことに感じます。


覗きに来ました。
へけけ。

Posted by: Leyco @ 2009年07月06日 22:14

基本わかんないことだらけですよね。わかることなんて一握りですよ。へけけ。

Posted by: AKB @ 2009年07月07日 07:13

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。