Title: 北緯30度43分東経128度4分
昨日「男たちの大和」をみた。
お台場でみたんだけど、60を過ぎているであろうおじいさんがちらほらいたのが目についた。
総制作指揮の角川春樹が今回東映配給の同作の公開拡大のため東宝他社チェーンでの公開交渉をするという前代未聞のニュースを耳にして、すごい力入れてるなって思ってたんだけど、この映画を見てわかった。
この映画は一人でも多くの人が見るべきだと思う。
この史実を忘れてはいけないと思う。
原作『男たちの大和』は、生存者と遺族への膨大な取材によって完成された傑作ドキュメントだ。
つまりこの映画は史実に基づいたものであり、大和乗組員であった生存者が体験したリアルな物語である。
この映画を見て改めて感じた。
やはり日本はどこかで間違った方向に進んでしまったのかもしれない。
誰だって死ぬのは怖い。
それでも彼らが逃げ出さずに最後まで突き進んでいけたのは、家族を守るため、恋人を守るため、日本という国を守るという強い気持ちがあったからだ。
大切な人との別れや、やりきれない想いをたくさん抱えてても
日本を自分の手で守りたいと心から思っていたからだ。
そういう人間がたくさんいて心から国を愛していた人がたくさんいたということ。
その人たちに敬意を払うことのどこが間違っているのか理解できない。
この映画をみても靖国の参拝はおかしいと感じる人がいたらおれはその人とは絶対にわかりあえない。
いいとか悪いとかじゃない。
彼らの気持ちを裏切るような国にはなってほしくない。
この映画を見ていて思った。
昭和20年8月15日
あのラジオ放送をみんなどんな想いで聞いていたんだろう。
きっと死ぬほど悔しかったと思う。
とにかくこれは見てほしい。
POSTED @ 2005.12.20 |
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