Title: 見得見
理屈とか利害じゃなくて。目の前にいる大切な人たちと笑ってお酒を飲めて、楽しいことにわくわくしながら過ごせたらそれだけでいい。それに必要な最低限のものが自分のほしいものであり、それ以上はもういらないって。いまで十分。どうして、それなのに生きていくことには余計なことが付きまとうんだろう。
どうして、それができなくなるような正論と、それができなくなるような完璧な理論でまかり通る世界なんだろう。
そこに落ち込みたくないのに。
メリットとデメリットは常に対であるということが腹からわかると、いろんなことがすごく楽になって、真理というのは程遠いのかもしれないけど、自分の中では、これ以上にすべてに答えの糸口をみつけられる理論はないと思う。
なんか、いい部分というのは、デメリットの影の部分であり、だめな部分はメリットの影の部分であるわけで、人間は、その時々でそのメリットとデメリットを自分の都合でスポットで引っこ抜いて生きているんだと思う。
その両方が愛おしいと思えて初めて次のステップなのかもしれないと思う。
戦争だって平和だって。
あれもこれも。
嫌なものでも、だめなものでも、嫌いなものでも、どうしょうもないもの、くそみたいなものでも、目を背けたくなる理由と同じくらいのメリットがどこかにある。
メリットはあるけどデメリットを受け入れられないのと、デメリットしか見えていないのでは大きな違いだと思う。
夏なのにもちゃもちゃしてるね。と言われて。
今年の夏は、いままでよりもぐっといろんなことが見えた気がして、本当に年々自分の中で、曖昧であやふやだったものが、明確になってくるのと、自分の中の理論に芯が通っていく実感があって、なんかもちゃもちゃして見えるのは、そのつかみかけた糸口を手放したくないっていう我執なのかもしれないと思う。
POSTED @ 2010.08.11 |
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