• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 自由に酔う


酔うってのは現実と非現実の
境界線がぼやけることだと思う。
人が酔うのは酒だけじゃない。
その感覚がやめられないのは
ある種の中毒だからだ。

おれにとっての酔うってことの中には
自由に酔うってのがある。
自由と一口にいっても色々あるけど
この場合自分で自分の時間を
コントロールできるということ
それと重要なのが
いまおれがここにいることを誰も知らないこと。

たとえば昼下がりに一人思い立って
自転車で靖国神社に向かう。
おれがそこへ向かったのは完全な思いつきで
だれもしらない。

そして大通りから一本路地にはいると
休日のオフィス街にはだれもいなくて
そこにいる自分の時間だけが
ごっそり切り取られた感覚がする。
完全に日常から切り離されて
どこまでもいけるような気になる。

その瞬間自分の中の現実と非現実の
境界線が一気にぼやける。

街の片隅にあるようなほんとに小さな公園
ビルとビルの谷間の空を見上げる。
そして目を閉じると
自分だけがそこからいなくなって
急に周りだけが進んでいく。

そんな感覚を久々に味わった日だった。

POSTED @ 2005.05.04 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。