Title: ジブリ美術館
かねてよりずっといきたかった「ジブリ美術館」に行って来た。
一言でいうならやられた・・・完全にもってかれた。
おもってた以上に完成度たかいし、決して子どものためだけにあるところじゃない。表向きは子ども向けの施設だけどむしろなにか大切なものを忘れかけてる大人に向けて作られてるような気がする。
まずジブリ美術館のパンフレットには施設の案内ってものがない。館内はものすごく入り組んでるのにパンフレットには宮崎駿館主の書いたイメージラフ図みたいなものが書いてあるだけでもうどこになにがあるかわかんない。
はじめは、案内図とか順路とかないの?って思ったんだけど、ここの美術館のキャッチコピーをみてああ、また一つやられたと思った。
ここの美術館のキャッチコピーを見ると
「迷子になろうよいっしょに」
不思議な建物、趣向を凝らした展示物、ここでしか観られない短編映画、くつろげるカフェ。この美術館には様々な楽しみがあります。でも、決められた順路はありません。順路を決めるのは、あなたなのです。三鷹の森ジブリ美術館では、この空間を心から楽しみ、「迷子」になってくれる主人公を、心より歓迎致します。
迷子になろうじゃないか。
しかしやられた。と思ったのはここだけじゃない。
館内には色々写真を撮りたいスポットがあるんだけど、撮っていいのかわかんなかったし、どうなんだろうなって思ってたら、こんな看板があった。
*美術館内での写真撮影、ビデオ撮影はご遠慮下さい。
ここまでは普通。その下に。
ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラをむけるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい。これが私たちの願いです。宮崎駿
これ書かれたらだれもとらないよ。隠れて撮る人も一人もいないと思う。
それと驚いたのが展示品の一つ一つがちゃんと手に取れるしさわれるし、正直持って帰っちゃおうと思えば持って帰れちゃうものばっかりなんだ。普通に。ディズニーランドにいくとすべての展示品はしっかり固定されてて、カリブの海賊の金貨とかがっちり固定されてて、ちくしょう!って思ったことあるんだけど、ここにあるものは全部が本物で全部が本気だ。
ただの子ども向け施設っていうだけじゃなくて宮崎さんの本当の気持ち、伝えたいことが細部に渡ってこだわり抜かれてて、その想いが来る人にはしっかり伝わるんだと思う。残念なところが一つもなかった。完璧だ。
なんか人ってものの暖かさとか、ぬくもりとか包み込んでくれるようなおおらかさがあふれてて、そしてなによりも一番感じるのが、宮崎駿っていう人は本当にアニメが大好きで、好きで好きで、もうそれがあふれ出てる人なんだろうなって。素直にそう思える。
そして今回一番感動したのがここでしかみれないジブリの短編映画、今回は「星をかった日」という映画が流れてたんだけど。わずか16分という短い映画の中に込められたメッセージというか想い。ってほんとおれの中では完璧な作品だった。内容はかかないけど、この作品は一生忘れないと思う。ってか近い物語をおれも思ったことがあるんだ。っていっても後の祭りだけど本当におれの頭の中に漠然とあったものが目の前にほら。ってだされた感じだった。なんかたった16分だったのに。映画館からでるときに、もう何時間もぐっすり寝たあとの様な。朝起きて冷たい水で顔を洗ったような、なんかものすごく心地よくてすっきりした気持ちになった。
ここにきて感じたのは。
大切なのは目に見えるモノだけじゃなくて、手に触れられるモノだけじゃなくて、そこに込められた想いとか、ひたむきさとか、カタチにとらわれたら見えにくくなってしまうところに隠れた心とか、人はそういう目に見えないものをしっかり感じ取ることで豊かになれるんじゃないかということ。
そしてそれを見つけだすのはいつだってやっぱり子どものほうがうまいのかもしれない。
※写真は屋上にあるラピュタの機械兵です。ちなみにここは撮影OKでした。ただ後ろから撮ったら、新宿にいる疲れたサラリーマンの後ろ姿とかぶってなんだか切なくなりました。
POSTED @ 2006.11.25 |
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