Title: 紙一重
メリットというのは、いうなれば同時にデメリットなんだろうと思う。強さも同時に弱さでもあるだろうと思う。自分が誰かに惹かれた時に、その惹かれた部分は、同時に自分にとって十分にデメリットにもなりうるんだろうと思う。
側面的な部分に惹かれて、側面的な部分で相反する。それを一緒くたにして、自分の中にあるものと共存させようとしたら、自分をしっかり見つめて、自分の欠けている部分を十二分に理解して把握しないとあるラインから先には進めないと思う。いうなればそれができなきゃそこが別れなんだろうと思う。
惹かれる部分の比重が、ほんの少しでもいいからデメリットを上回っている状態というのが、お互いの距離を保つ要因なわけで。
でもその惹かれる部分のしめる割合が感情的なもので保たれていればいるほど、そのバランスが崩れるのも早いんだろうと思う。感情だけでデメリットを補えるのは、その人に関わる頻度にもよるが、そんなに長いものじゃないだろうと思う。
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たっと1つの楔で、自分の世界はいつがらがらと音をたてて崩れてもおかしくないんだと思う。
たった一本の電話で穏やかな朝の空気が簡単に書き消えるみたいに。
気分次第でここは、極楽にも地獄にでもなるようなもんだ。
それは考えようによっちゃ最高で、考えようによっちゃ最低だ。
最高と最低もまた紙一重。
POSTED @ 2010.05.10 |
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