Title: 人は死ぬまで未完成だ
一番怖いのは。
今の自分が完成だと思いこんでしまうこと。
今の自分で満足してしまうこと。
人は死ぬまで未完成だ。
だから今のままでいいんだなんて勝手に思いこまないようにすることは大切なことだと思う。
こないだ誰かが年を取って思うのは、最近初めてのことが少なくなってきたっていってたけど。
それは自分がいまの自分で勝手に納得してるからだと思う。
自分の枠の中でしか物事を考えられなくなったら、もうそれ以上先には進めないと思う。
自分の世界がすべてじゃない。
いま自分の見てる世界。自分の知ってる世界。自分の生きてきた世界、自分がこれから関われるであろう世界なんてほんとにちっぽけなもんだ。
そんなちっぽけな世界で育まれた感性や経験が人生の一生分の時間の中で完成するなんてことはないんだと思う。
ましてや20年やそこいらで育まれたもんなんて、ホント一粒の世界だ。
いつだって自分の感性を柔軟にして生きていかないと。気づいた時には今まで生きてきて知らぬ間に思いこんでる自分の習慣的な思考や感性の枠から抜け出せなくなる。
楽だからってだんだんとその中で簡単にすまそうとするから心がさび付くんだ。
筋肉だって使わないところはどんどん衰えるんだ。
だんだん新しい世界に触れるのがおっくうになって、なにかと理由をつけて新しいことに首をつっこまなくなって。人間関係だってそう、いままで築きあげたもので十分ことたりればあらたな人間関係を築き上げるのをおっくうがる。
だから年を取るごとにだんだん世界が広がらなくなるんだ。
世界は果てしなくひろい。
いまの自分の持ってるモノなんて、たいしたもんじゃない。世の中には今の自分を広げてくれるモノがゴロゴロしてる。
おっくうがってる場合じゃない。
これを一つづつ見つけていくことが人生を楽しむってことだと思う。
POSTED @ 2005.11.05 |
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