Title: 中論
心身ともになんてよくいうけどほんとに心と身体のバランスというのは大事だなと思う。心が調子悪ければ引っ張られるように身体も調子悪くなるし、逆も然り。むしろ逆の方が多いような気がする。
この時期はどうしても出不精になるし、身体の血の巡りも悪くなるしなんとなくだるいし腰も痛いし、なんていってるとすぐに心のほうもそっちにひっぱられる。
なので今日は思いっきり体を動かしてみた。
おもいっきり汗かいてみるとやっぱ気持ちいいし頭にもいい血がめぐるのかここ数日頭の中で疑問だったことがぱぁとつながった。
竜樹の中論読み始めてみて、できるだけ原文の訳に近いものを探して読んでみると、なんかもうすごいとしか言いようがない。この本はやばい。これだけの思想や思考を明確に文章にまとめられているということだけでもすごいのに、何千年たったいまでもそれがこうやって伝え続けられ続けてきて、いま自分の手の中にあるとうことがあたりまえのようだけどすごいことだし、幸せなことだと思う。
その反面、こんなに簡単に手にしてしまうということが本当にいいのかどうかとも疑問に思う。昔はシルクロードを渡って命をかけてこの経典を目指していた人たちがたくさんいたのに、いまやAmazonでぽちっとすれば2日で家に届くなんて。西遊記もびっくりですよ。
でも本当に経典というものの重みを最近ひしひしと感じる。苦しい時に帰れる場所、依れる場所が明確にあるということの幸せ。
しかしこれを読んでみるとなるほどこないだの講演の前置きもしかりダライラマ法王のあの論理的で確実な言葉につながってくるのかと思った。
仏教はきな臭い不確実なものではない。
ものすごく現実的で論理的なものなんだということがよくわかる。でも目に見えないものを論理的に突き詰めていく時に出てくるものというのが宗教を難解にするし誤解を生みだすんだろうな。
しかし読み始めてまだ浅いけど、ここに書かれている内容はフロイトの本の中にもこないだ読んだ脳科学者の茂木さんの本の中にも同じようなことが書いてあった。心理学も脳科学も突き詰めていくと同じようなところに行きつくんだろうな。こないだ話した精神科の先生も同じようなことを言っていた。
七高僧の書いたものをはじめて読んだけど、竜樹の中論だけでこれだけのものだとしたら他のものを読み終えてそれを全部自分の中に落とそうとおもったら途方もない時間が必要なんだと改めて時間のなさに若干の焦りすら感じる。
中論の13章の第2項に自律神経がバランスしているときに得られる均衡のとれた静寂が人間の幸福を示す永遠の指導標であろうという1文があるけど、自律神経のことまで触れられているのだとしたら、やっぱりそこには呼吸は切って切り離せないと思うし、インドからヨガができたということにも筋が通るし呼吸法と仏教はきっても切り離せないところにあるんだと再認識。
こんな話興味のない人がほとんどでしょうが、もし数ミリでも興味がわいたならいっぱい飲みながら話しませんかね。
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話はうってかわって。
どうも動物というのはこの時期には食べた物を脂肪にかえて蓄えるという習性があるようで最近気を抜くとすぐに太ります。
1週間くらい節制してても2日も飲み歩いたらすぐ元通りですよ。せっかく節制しても2日で戻られたらたまりませんわ。
単純に消費すればいいし、そもそも摂取を控えればいいんだろうけど、おいしいお酒とおいしい肴を我慢してまで痩せてはいたくはない。飲めないとストレスたまるし。
飲みたい食べたいでも太りたくない。
どうしたらいいんだろうか。年頃のOLのような悩みですが切実です。
こればっかりは中論を読んでもかいてない。
POSTED @ 2008.11.10 |
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