Title: ヒーローになること
男の子が避けて通れないモノにはいつかかあるけど、間違いなく100%の男の子が最初にあこがれるのは戦隊モノのヒーローだ。
そして子ども達が大好きな遊びに闘いごっこというものがある。
最近じゃあぶないのでうちの子どもには戦いごっこをさせないでくださいという親がいるが、戦いごっこをみていて思ったことがある。
そもそもごっこ遊びとはイメージをするところからはじまる。
自分がヒーローになって敵を倒したり基地に隠れたり、想像力を使ってイメージを作る。
3歳の子どもは自分一人が主役になってヒーローになりきってその世界にどっぷりつかる。それで満足。
これが4歳になるとごっこ遊びは一人ではなくなる。
何人かの男の子が集まって基地に隠れたり、協力技をくりだしたり連係プレーをして敵を倒すようになる。
これってすごいことだと思った。
おなじイメージを何人かで完全に共有してその世界にのめり込むってことは間違いなくその子ども達には同じイメージがはっきりできてるってことだもんね。
想像を共有できるってほんとにすごいことだと思う。
これが5歳になるとさらにすごい。
イメージの共有までは同じなんだけど、イメージの世界につかりつつも仲間を気遣うようになるし、なによりもイメージを壊さないために自分たちでしっかりとした暗黙のルールを作る。
これ以上やったり、これ以上強くたたいたらきっとこの遊びは終わっちゃうな。ってことをしっかり頭の中で考えてイメージ広げながらなおかつその世界を保つことを楽しんでいる。
ごっこあそびってほんとに奥が深い。
遊びが間違いなく子どもを成長させている。
もちろんたまに無茶したりかげんができなかったり、すっごい高いところから飛ぼうとしちゃったり、そういう危険はあるけど、それをしっかり見ているためにちゃんと先生がいるから、だから見た目だけであの遊びはあぶないとか、争いごとだからってやめさせたりしないでほしいと思う。
子どもは遊びを通して自分たちの世界を大きく広げようとしている。
ヒーロになることで間違いなく子ども達は成長をしていく。
たかが戦いごっこ、されど戦いごっこ。
POSTED @ 2006.03.25 |
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