• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 芥川賞・直木賞


今年の芥川賞、直木賞の発表あったね。
芥川賞
「蹴りたい背中」
綿矢りさ19歳
「蛇にピアス」
金原ひとみ20歳
直木賞
江國香織
「号泣する準備はできていた」 
京極夏彦
「後港説百物語」

なにがすごいって19歳と20歳だよ。
なんか悔しいって言うか凄いって言うか
まだ読んでないから何とも言えないんだけど、
はやく読みたい。楽しみ。
京極夏彦は読んだことないけど、
江國香織はたまたま最近読んでたから
ああ、あれなら。って思った。

今の時代、情報社会で
どんな情報も簡単に引き出せるし、
黙ってても耳に入ってくる情報は
他人と自分の境界線をあいまいにして、
でもその中で孤立化された社会で
生きることを余儀なくする。
なんていうか一人なんだけど一人じゃない錯覚を
起こしやすい時代だよね。
それは人を感傷的にもするし、
刹那的な思考も生み出すし、
生きるってことや
他者と自分との関わりっていうものが
浮き彫りになったままなんだよね。

それでいて物は豊かでこの世代には時間がある。
そのなかで生まれる思考
焦燥のなかから生まれた冷静な思考に生きる世代。
その第一世代がいまの
10代から20代だと思うんだよね。
この世代やこれからの世代は、いままで
もっと歳を追わなければ獲得できなかった感性を
すでに身につけてるのかもね。
これは感性が豊かであるってことじゃなくて、
それが標準になりつつあるんだと思う。
その中で本当に感性が豊かで感受性の強い人は
逆に生きていくこと自体が難しくなると思う。
これは若い人の自殺率と殺人事件の高い理由だとおれは思う。
サカキバラを初めとする少年犯罪を起こした少年の書いた文章に
その感受性の強さを感じた人は多かったと思う。

極端かもも知れないけど太宰治のように
刹那的に死を捉えるような感性をもった人は、
これからごろごろ出てくるんじゃないかな。
いままではそういう感性を獲得出来る人は少なかったから、
というよりも戦後の復興から昭和のバブル。
人は豊かになることに必死でそういうことを獲得しにくかったんだと思う。
だからこそそこから生まれた文学は賞賛に値するわけで、
これからの世代はそこに追いついて、というよりも
もう追い越していったのかもしれない。

POSTED @ 2004.01.16 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。