Title: 帰り道。
同じ言葉を同じ音で発したとしても、そこにのる意味は人の数だけあって。
同じ言葉を同じ音で発したとしても、かたくなに受け入れられない時もあれば、ずどんと落ちてくることもある。
同じ言葉を同じ音で発した言葉が、だれかを深く傷つけることもあるし、だれかの脳みそを溶かすこともある。
だから、やっぱり受動的なことを磨き続けることは、同時にものすごく能動的な行為なんだろう。
一音にのるものをどううけとるか。一音の中にどれだけの広がりを感じて、どれだけの世界を広げられるか。
目の前にある事実を事実だと気づけないうちは、なにを追い求めても答えはみつからなくて、事実を事実だとに気づいたら答えはどこにでもあるんだろうと思う。
ぜんぶがぜんぶつながっているんだと思う。
答えは数珠つなぎで、1つだけなんだろうと思う。
図書館の帰り道、じりじりと照りつける日差しの中を走りながらそんなことを思った。
POSTED @ 2010.07.08 |
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