Title: はーもにー
「命を狙われるくらいのことをしなけりゃ、国はかわらんぜよ」と龍馬が言う。
なんとかっこいい台詞なのかと思った。
先日あるお坊さんが「後ろ指指されてもいいんです、これがいいことか悪いことかは今後の人たちが決めてくれますから」と言っていた。
なんか最近思うのは世論とか支持率とかはとても大事だけど、でも本当になにかを変えようとか、自分の思い描く世界を作ろうとしたときに必要なものは、なによりもその最大公約数と戦う覚悟と腰を据えて向き合うこと何だろうと思う。
でも少し前の自分なら、じゃあ戦いだ!戦だ。ホラ貝吹くぜ。かかってこいよとか思ってたけど。
でも今はそうは思わない、戦うとはイタヅラに敵を増やすことではなくて、多くの敵の中でも平然と強いていられる胆力を身につけることと、自分の手の届くところの人に影響をして、少しづつ味方を増やしていくことなのかもしれないと思う。
流れに逆らえばいつか力尽きる。
力尽きたらなにも変えられない。
流れがあるとしたら、そこにダムを造るような関わり方ではなく、そこにしっかり流れながらその流れを少しづつ変えていく、そんな風に世の中に関わっていきたい。
それと、例えば既製品のプラモデルを作れば1時間くらいで完成させられるけど、自分がプラモデルの原型を作り出したら、きっと何ヶ月もかかると思う。
なんか最近思うのは、自分の完成させたいものの多くが、とても時間のかかるものばかりで、せっかちな自分にはそれがどうにももどかしい時期があったけど、でも思うのは、自分がちゃちゃっと1年くらいで完成できちゃうものなんかたいしたものじゃなくて、それのもってる波及力なんてたかがしれているんだと思う。
いま自分の完成させたいものは本当に何年もかかるようなことばかりになってきて、時に気持ちが切れそうになるけど、そういうときにはじっと自分の気持ちの火を絶やさないようにして、細くでも自分の気持ちを切れないように保つ術も身についたと思う、その中で1つのことをやり続けていくことの大切さとか、その中でしか感じられない楽しさを少しづつ実感できるようになってきたと思う。
成功のコツは駄目な時をどうのりきるかというところにあるのかもしれない。
兎にも角にもここ数年で、だいぶ自分の扱いがうまくなってきた。
きっとまだまだこれからもっと、自分の扱いがうまくなるんだろうけど、でも自分をここまで乗りこなせるようになるまで30年かかったのかと思うと、なんとも自分という生き物ほど手のかかるものはないとか思う。
POSTED @ 2010.12.08 |
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