Title: 玉露
サイトに「ちょっと聞いてみようボタン」というものをつけてみて、あれからしばらく経ってみて、思いのほか利用者してくれるかたがいて、いろんな質問を投げかけていただけた。
日記のタイトルはどうやってつけているんですか?とか、昔飼っていたカブトムシの幼虫を溺死させてしまいました、カブトムシは恨んでいるでしょうか?とか、我慢っていうのは仏教ではどう考えてるんですか?とか、お寺でコーヒーのみながら法話ききたいです。とか、摂取不捨ってなんですか?などなど。ああ面白いなぁ~そこに疑問がわくんだとか、ああそこを聞いてほしかった!とかうれしくなったり。
それぞれの質問を、自分なりに考えて、人の質問に答えながら自分に答えを出せたような気がする。たくさんのことに気づかされたし、やっぱり素朴な質問こそ確信を得ているなと思った。
疑問力というのは大事だと思う。
疑問をもつというのは、好奇心でもあり、探究心でもあり、向上心でもある。疑問をもつことと、持論をもつこと、というのは、ここ数年で前へ進むための一番大切なものだと学んだ気がする。
疑問は答えを見つけるためだけのものではなくて、次の疑問を見つけるためのものでもあるし、次の疑問は、新しい答えを見つけるためのものでもあるわけで、数珠つなぎに世界が広がるときに、すべては1つの小さな疑問から始まる。
知識というのは、わかることが増えるのではなくて、わからないことを増やしていくようなものだと、なにかの本で読んだ。ああなるほど、ほんとにそうだなと、最近になってやっとすこしその感覚がつかめた気がする。
わかんないことだらけの世界で生きていることと、わからないことだらけの日常の中にいるということは、うれしくて楽しいことだと思う。
POSTED @ 2009.10.07 |
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