Title: 双六。
理屈じゃ押さえきれない感情にこれでもかと揺さぶられて、自分の真ん中にあるはずのものですら無意味に思えて、人間はこんなに簡単なことでぐらつくんだという事実とその無力さに泣きたくなる。でもそんな無力な自分がここに存在できていることの事実にまた別の意味で泣きたくなったりもする。
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なんとなく人よりも長く続けられることが、少しづつ自信に変わってきて、それが時間をかけて確信に変わる。確信に変わって初めて、その力をどう使おうか考えれるんじゃないかと思う。
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おとこってば。ちっぽけな自尊心のために、むきになってみたり、まっすぐにつきすすんでみたり、時に平気でうそをつく。
男の行動のほとんどは自尊心という言葉で片付けられるんじゃないかと思うくらい。
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こりゃ抜いたら斬れるなと思えば、抜かなくても相手は死んだも当然なのかもしれない。
最近ではそうではないこともあるけど、日本人の美学だなと思うことの1つは、死んだ人間に鞭打つような真似をしないことだと思う。
そう思えば鍛錬の意味は、相手を倒すことが最終的な目標ではないということなんだろうと思う。
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しかしずるいな自分は。
だからずるい人間に救われたりもする。
POSTED @ 2010.05.16 |
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