Title: 勝利も敗北もないまま。
ほろ酔いの帰り道。終電間際の電車の隣に座った人が、CKoneのような香水をつけていて、ああ懐かしいなこの匂いとか思ったら、ちょうどIPODからCROSSROADが流れてきた。
そしたら時間軸がいっきにおかしなことになって、高校を卒業する前の最後の冬に、ものすごく雪が降って、それを寮の部屋からみていたのを思い出した。
パンドラとかいう1時間80円のカラオケに座り込んで歌いまくってたのとか、意味もなく表参道をあるいたこととか、昔池袋の地下街にあったスナックランドで立ち食い寿司をたべたのとか。そんなどうしょうもない思い出が、色鮮やかによみがえってきて、あの頃はほっんと楽しかったなぁと思った。
正直言うと、卒業するのはすごく嬉しかったのに、同じくらい、卒業するのがさみしかったりもしたわけで。
あの頃の、肩書がどうとか、仕事がどうとか、景気がどうとか、稼いでるとか稼いでないとか、結婚してるとかしてないとか、子どもがどうとか。そんなもんなんにも関係なくて、フラットな関係の中でぶつかったり、はげましあったり、泣いたり笑ったり。
そんな時間がたまにものすごく恋しくなったりもするわけで。
IPODから流れる曲が、Tomorrow never knowsになった頃にはなんかいろんなものがこみあげてきて、1人ぐっときたりするわけです。
年の瀬はどうしても過去を思い出す癖がついてるみたいだ。
POSTED @ 2009.12.19 |
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