Title: クリップ。
パソコンのEnterボタンが調子悪い。
よりによってEnter。
これ結構要です。
ここの反応が鈍いと、作業に結構なストレスを感じる。
Enterが調子悪くなって、はじめて日々自分がこのボタンをこんなに押してるのかということに気づかされる。たぶん人生の中で一番押してる回数の多いボタンはEnterかもしれない。
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どうしてもうすっぺらいというか。
口ばっかりで、こつんとたたいたら表面がぱりぱりわれそうなだなこの人とか思って。
思ったと同時に自分もきっと誰かから見ればそうかもしれないし。
そうはなるまいと自分を戒める。
何事も自虐的になる必要はないけど、いろんなことを自覚して生きることは必要だと思う。30にもなれば、20代のうちに身についた習慣を良くも悪くもちゃんとみなおさないとなんだと思う。
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別れと呼ぶほどのものでもないけど、1つ自分の中で区切りのついたことがあって。
今までの自分を省みるいいきっかけになった。
思ったのは、この年になると肩書とか収入格差とか、もっといえば経験とか感性とか、頭の使い方とか、生まれたところの差も容姿の差も、身体的な差も、そういうものの差が完璧にでる。平等なんてのは妄想で、社会に出たら平等なんてものはどこにもないし、不条理だらけで、矛盾だらけだ。
おなじ窯の飯をくった友達でも、おんなじ思い出を共有する友達でも、おなじコミュニティに属していた仲間でも。
あの頃となにもかわらないよ。なんていうのは、表面を撫であうくらいの関係にしか通用しない標語みたいなもので、そうありたい1つの理想形にしか過ぎないんだと思う。
みんなそんな世界で自己肯定をしながら、誰かの劣ってるところをみて、あいつよりはましだななんて思いながら生きてる。
そんなところで生きていくのに、全裸で武装しないでいられるはずがない。意識的にも無意識的にも、そこで生きるすべを、そこで生きる武器を身につけることを大人になるというんだろうと思う。
その武装は自分に見栄を張らせて、虚栄心を張らせて、まっすぐにものを見せてくれなくなって、誰かを下に見たりさせる。
自分の中のそんなちっぽけなものに感じるギャップを苦しみとか悩みと呼ぶんだろうと思う。
苦しみたくないなら、そんなものを腹に抱える感覚に麻痺すればいいんだろうけど、それもしたくない。
大人になるということは自己防衛だ。
と思えば思うほどに、武装しなくてもそこでのうのうと生きていけるすべはないのかと思う。
もっと無邪気に生きていたい。
嘘もつきたくないし、見栄も張りたくないし、虚栄心なんてくそくらえだと思えば思うほど、なりたいものと正反対のことをしてる自分の器の小ささが浮き彫りになって、やれやれとため息をつく。
自分を防衛しなくても生きていけるものになりたくて、非武装で戦場の真ん中を堂々と歩ける自分になりたい。
自分の行動や思考のすべてをその方法をみつけることだけに使っていけたらと思う。
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理論と言葉に行動を伴わせるだけなのに。
そこの壁が一番高い。
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昨日。絵本に書いたような月が出てた。
クレヨンで書いたような月。
だからそれを大義名分にして、
外でビールを一杯だけのんだ。
そしたらなんかいろんなところに染みた。
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小さな心遣いを。
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きっと自分にとって「、」と「。」は息継ぎみたいなもんなんだと思う。
書くというよりは話すつもりで書いてるからおかしなことになるのかもしれない。
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POSTED @ 2010.06.19 |
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