Title: はしりがきのゆくすえ。
旅の間にとったメモの自分の字が読めなくて、あまりの走り書き過ぎに、今後注意をしようと思ったのは何回目なんだろうか。
それにやっとのことで読めたのに、あまりに省略しすぎた文脈に、その時自分がなにを考えていたのかすらわからないような文章がノートのいたるところに書きつけてある。
その中でどうしてもなにを言いたかったのか思い出せない一文が。
「ストイックな美学に笑いのツボ」
というわけのわかんない一文と
「雨雲から雨が降る」
という、なんのこっちゃあたりまえじゃんとか思う一文。しかもこれご丁寧に、米印と二重丸までついてるし。
これを思いついた時には、これはいいこと気がついた!とかおもってあわてて書きとめたのだろうけど、いまになってはなんのことやらさっぱりわかんない。タイトルにしたらすごい面白そうなことを書いてありそうなタイトルなのに。きっとおもしろいことだったような気がするんだけど・・・
こういうのをみつけるとなんか逃がした魚は大きいような、なんかもやもやした感じが残るわけで。
なんか最近思うに、自分は経験できたであろうことをとりこぼすのが嫌なのかもしれないと思う。
少しづつ旅の温度が下がってきて、日常がじわじわと浸透してきてるのを感じると、はやく一気に全部はきだして、鮮度が落ちる前に、目に見えないものを文字に変えて保存しておかないととか思っちゃう。
POSTED @ 2009.11.21 |
Comment (0) |
Trackback (0)