Title: 子どもにだって色々あるんだ
幼稚園にどろんこボディペインティングという行事がある。
毎年この行事を通して、大人と子どもの大きな違いの一つに
一線を越えられるかどうかというものあるな。ということを感じる。
つまり一線を越えるとは後先考えずにはしゃげるかどうかということだ。
どろんこ遊びをしていてもはじめから子ども達ははしゃいでるわけではない。
はじめはみんな遠慮しておそるおそる体に絵の具をつけたり、
泥を塗ってみたり・・・泥の中にお尻をつけようとしない子いる。
それがだんだんとテンションが上がり一線を越える・・・・
ふと見ていて思ったのが多くの子どもには共通して一線を越える瞬間がある。
その瞬間とは顔に水がかかった時が多い。
今日もいままでおそるおそる遊んでいた子の顔に
ホースの水や友達の水鉄砲がかかった瞬間に
一線をこえ満面の笑顔ではしゃぎだす。
と言う光景をしばしば目撃した。
そんな風に一線を越えることで、
はじめて遊びにどっぷりつかり、
子ども達は心から楽しそうな笑顔を見せてくれるように思う。
どろんこをしている最中にこんな会話があった。
俺 「どろんこおもしろいね。でも公園とかでやった
らお母さんびっくりするから気をつけてね」
子ども1 「そうだね。公園でやったらきっと怒られるね」
こども2 「うん。幼稚園でしかできないね・・・」
なるほど。子どもも色々考えているんだな・・・
よし。幼稚園では羽目をはずして思いっきりはしゃごうじゃないか。
おれもつきあうさ!
というわけで子ども達と一緒に
頭の先から足の先まで泥と絵の具にまみれておもいっきり遊んだ。
大人になるとはしゃぐと言う言葉はあまりいい意味で使われることがなくなるけど、
おもいっきりはしゃいで初めて心から楽しめる。
そのなかで遊びというもの、
友達と関わると言うこと、
夏という季節を感じることをどんどん好きになっていくんじゃないかな。
だから子どもには普段外ではできない体験をたくさんしてほしいと思う。
思いっきりはしゃいでもいいんだよ。
思いっきり楽しんでいいんだよ。
といつでも言ってあげられるような自分でいたい。
POSTED @ 2005.07.02 |
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