Title: たかがCMされどCM
また朝日新聞がいいCMやってる。
前回の「私たちは信じている言葉のチカラを」につづいて
「無関心が真実を見えなくしている」
その通りだよ。心から同感
知らないことほど怖いモノはない。
朝日はCMはいいのになぁ。
最近HDDにもCMスキップ機能がついてるし、そもそもCMってのはトイレにいく時間だったり、ちゃんと見ない人が多いと思うけど昔からCMはなにげに嫌いじゃない。
だいぶ前にも書いたんだけど、過去のCMでどうしても忘れられないのがある。
知る人ぞ知る「マサイの戦士」という飲み物のCMでスーツ姿のサラリーマンがマサイの戦士に一言
「なぁマサイの戦士よ、日本人はどうみえる?」
マサイの戦士にくたびれたサラリーマンのコントラストがものすごいシビアで、なんかがんばれ日本人。って思ったのを覚えてる。
あとこれは有名だけどカローラのCMでたけしが久石譲の音楽をバックに、
「カローラも変われる時代だ」
というのと、その次に流れた
「父親やめて、男の子になってみたかったんだ」
っていうフレーズ。
一時期のカローラのCMはなんか、よしっおれもなにかやってやる!って気になるようなものが多くて、ものすごく青々しくてよかった。
そしてこれはおそらく覚えてる人はほとんどいないと思うけど、トラバーユのCMで、これはセリフはないんだけど、小さな女の子が、目の前にあるドレスをはさみで切っちゃうの、その女の子の切り終わった時の満足げな表情がものすごいいい。
なんか、ちっちゃい時って、なんでも楽しかったなぁ~ってしみじみなるような、忘れてた何かを思い出せるようなもの。
この3つのCMはほとんど同時期なんだけど、世の中になんとなく暗いニュースの多かった時だし、そういう時代背景も踏まえて前向きだったりに勇気がでたり、「忘れてたなにか」とか「変化」とかそういうものをイメージさせるCMが多かったのと、この頃は心に直接語りかけてくるようなCMが多かった気がする。それだけ世の中に心がないような事件が多かったのも事実だしね。
CMっていうわずかな時間の中に凝縮されたメッセージってのはこころに残るし、その時の世相をものすごく映し出してるし、ある評論家がCMをみればその国がだいたいわかるっていってたけどたしかにそれは一理あるかもしれない。
これを作り出す仕事ってほんとに面白そう。
たかがCMされどCM。
*写真はとりあえず4週間で20Kmの目標をたてワークアウトを開始したので、その達成状況です。とりあえず20Km目指します。
POSTED @ 2007.01.31 |
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