Title: へのつっぱりにも。
人間にはいろんな側面がある。
全部をみんなに理解してもらうなんてことは無理だし、同時に自分の目に見えてる一面なんてほんの一部でしかない。
何年付き合っていても、相手のたくさんを知っているつもりでも、それが全部だなんてほど人間は単純じゃないしだからおもしろい。それなのにみんな自分の目に映る一瞬や一面や一言やそんな場面をつぎはぎしただけでその人のイメージをつくる。
人も自分もそう。
つぎはぎした場面だけで出来上がったイメージの中で生きる中で、自分自身が後付けでそのイメージになってしまうことだってある。でも世の中そんなもんなんだっていうことに、なんてことなしに思えればいい。
変わった。なんてのは見せる面が変わっただけで、そもそもその人が持っているものにすぎないし、なんにも変ってないんだと思う。むしろ自分に見せてくれる面を変えてくれたってことはうれしいことだと思う。
変わるといえば人は常に変わり続けてると思うし、1日1日でも自分の中にあるものに何かが乗って、なにかが削られているわけで昨日と今日も、今年も来年も、おんなじ判断基準なんてどこにもないのに、なんとなく妄想された自分を自分でつくりだしてかってにそこをさも正しいかのような価値基準を生み出す。
いままでと違う面がみえたときにドキドキしてわくわくするのが人間関係で、みせる面が変わったくらいで一緒にいるのがおっくうになるような人なら一緒にいないほうがいい。
いつだって自分の中にある世界は本当に小さくてなにもみえてなくて、自分の思う正義も善も、夢も希望も矛盾も絶望も。
ぜんぶがへのつっぱりにもならんですよ。
たいしたこたない。
そうおもえたら世界はものすごく広くて自由なものなんだと思う。
あなかしこあなかしこ。
POSTED @ 2008.12.26 |
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