Title: 秋空にバランスをとる。
この時期は年間で自殺者の数が減る時期だという。秋空の青は人間の心を穏やかにする効果があるそうだ。たしかに朝起きてすっきりとはれた秋空をみながらすこし冷たい空気を吸い込むと、よし今日もがんばろうという気にもなる。
人間は追いつめられてるときこそ成長できるんだなぁと実感する。ものすごい仕事に追われてるときほど気持ちの切り替えがうまくなるしものすごい疲れてるときほど素直に自分を表現できてたりする。よけいな思考がそぎ落とされるからだと思う。同時にそういうときこそ本当に自分の反省すべき点が浮き彫りになる。余裕があるとどうにもよけいなことが先に来るし、なにかを取り繕うというところに頭が回るから反省すべき自分にいきつかないし、そこにいきつくまでにうまいこと自分をまもる考えが思いついてしまう。
自分の性格上そうやってぎりぎりまでいってみないと何かを得られないのは重々承知してるけど、ふと気づくとどこかに余力を残そうという考えが頭をよぎってそこにいきつくまえに自分を守ろうとする癖がつく。
仕事上せっぱつまってたら絶対にできない判断も多いし、余裕をもってなきゃみえないこともたくさんあるのは間違いないから、いつもおいつめられてるわけにもいかないんだけど、やっぱりそういう状態でいることに慣れすぎるとどんどん偏って、その世界から抜け出せなくなって気づいたら頭でっかちで視野は狭くなってる。
むずかしい。
何事もバランスが大事だな。
生きていくってのはなんでも論理的に進んでいけるほど単純じゃなければ、勢いだけで乗り切れるほど甘くはないってことか、微妙で複雑で時にこうやって矛盾してるのにそれが共存してて、考えれば考えるほど生きていくっていう作業はよくできてるしおもしろい。
POSTED @ 2006.10.19 |
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