• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 8mileをみて


しかし最近寒いね。こないだはうっすら雪が張ってたしね。
こう寒いと休みはなかなか外にでるのがめんどうで家にいることが多くなる。
そんな休日。家で「8mile」をみた。
もともと日本のヒップホップ文化ってのはあんまり好きじゃないんだけど
あくまで日本のね。
でもやっぱそういうのをかっこいいと思う時期もあるし、
周りにそういう奴が多かったから、
そういう格好や音楽を聴いてたときもあるんだけど
そもそも日本のラップは根本が間違ってる。

もともとラップの根元は黒人の悪口の言い合いで
っていってもただの喧嘩じゃなくてさ
60年代後半~70年代にかけて
黒人は今よりももっと肩身の狭い生き方をしてて
住むところも限られていた。
その中でもまた系統や宗教や
まぁどこにでもあるような理由で
小さなコミュニティーみたいなものができてて
そうなりゃやっぱり縄張り争いみたいなものがおこる。

その度に殺し合いや、仕返しをしてたんじゃ安心して街を歩けない。
そこで生まれたのがラップだと言われてるんだよね。
街のみんなを集めてその前で相手をやりこめる。
うまいこといって恥をかかせる。
上手いこといわれてやりこめられた時って
何も言い返せないでしょ。
それが原型だといわれてるから、2パックも
殺されたけど最期まで言いすぎだろって思うくらい他のレーベルとか
ラッパーとか社会とかに対してめちゃくちゃやってたし。
いまでも向こうのラップっていうのは
基本的に汚い言葉で誰かをののしるってのがベースにある。

一方日本では、リスペクトだとか仲間や親に感謝とか
いい話をリズムにのせて歌ってるだけってきがする。
日本人の気質っていやそれまでなんだけどさ。
なんかこういうとこでもアメリカの文化にあこがれてるんだけど
島国気質のの抜けない国民性ってのを感じる。
ミクスチャーっていう新しいジャンルで呼ばれてることもあるけど
あれは本来のヒップホップじゃない。
日本ではたまに「ZEBRA」とかが毒ついてるけど
他にだれかをけなすようなラップってあまりないよね。

本質を知らないで形にこだわっても
それは結局なにかのコピーにしかならないんじゃないかな。

POSTED @ 2004.01.19 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。