Title: 眠
寒くて寒くて。しかもやたら眠くて眠くて。ほんと人間も動物だなとしみじみと感じる今日この頃。やっぱり焼き肉はおいしいと思う。上ザブトン最高。焼肉を食べてほろ酔いで見上げたら月が煌々と明るくてすごくきれいだった。
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今日はお寺に笑点でおなじみの好楽さんの息子さんである三遊亭王楽さんと、マジック界の大御所ナポレオンズのボナ植木さん(大きい方・マジックする方・メガネの方-wikiより抜粋)の息子さんである三遊亭好の助さんがきた。二人とも落語家さんです。二人ともほとんど同い年くらいなのにものすごくうまくて面白かった。やっぱ落語っていうのはすごいと思った。
島国特有の文化の中にある、深層心理の中にある共通意識に語りかけるというか、高座にすわって演目が始まると、そこには一人しかいないのに昔話の絵本を読んでいるみたいに次から次へと頭の中にはっきりとその情景が浮かぶ。そのしぐさその間合いの中に日本人の共通認識が確かにある。
日本の文化はマイナスの文化であるというのを読んだことがあるけど、ほんとそうだなと最近常々そう思う。
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一期一会という言葉はよく聞くし、フォレストガンプで一躍有名になったけど、最近になってその言葉に改めて質感をもってお腹の中に落とせたような気がする。
一期一会というのは人との出会いに限らず、そこにある時間や空気、タイミングや目に見えないたくさんのもの全部なんだろう。奇跡的な確率が集まって「今ここ」があって、その今とおんなじ瞬間はもう二度とない。
いまの時間空気、今の大切なもの、今の大切な人、今の仕事、今のなにげない会話、全部が全部一秒ごとに刻々と変化していて気付かないうちに全く違うものに変わっていく。自分が年を追うごとに感じるのは、自分の脳みそが考えることが確実に10年前とは違うということで、よくもわるくももう10年前の感覚には戻れない。それは自分の親もそうで、自分を取り巻く全部の人がそうで、友達も大切な人も、みんながみんな10年前とは違う。
あの時はもうない。そんで今ももう10年後には確実にない。
今は。今しかない。だからいい。だから楽しくていい。永遠にあるものになんて何の価値も魅力もない。
人間がおもしろいのはきっと死という区切りがあるからで、それを生きてるうちにしっかりと認識できる生き物だからなんだろう。
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こないだ久々にパックの納豆を買ってきたら、醤油がゲル状になって箸でつまめた。
はじめはどうしょうもなく気持ち悪かったんだけど、食べてみりゃ味が悪いわけでもないし、むしろいままで納豆のデメリットだった部分を確実に消し去っててすごいと思った。きっとこれ、納豆が大好きな人が考えたんだろうなと思う。PSPが計量化された時にも思ったけど企業努力ってすごいな、その時に最高だと思って出した商品に手を入れて、更によくしようという姿勢は自分も見習わなきゃと思うし、そういうことを真剣に考えている人がいるかと思うとなんかわくわくする。
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寒さ暑さも彼岸まで。あと1ヶ月もすれば朝布団から出るのがつらくなくなるんでしょうか。あと1ヶ月もすればこの眠気から解放されるんでしょうか、でもそうしたらあったかくなってまた眠いのだろうか。
そんで春眠暁をおぼえず。なんてタイトルで日記を書くんでしょうか。
しかしなんでこんなに眠いんだ。やれやれ。
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なぜか最近無性にcharaを聞きたくなる夜が多い。
POSTED @ 2009.02.08 |
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