Title: 頭と心。
最近仕事をしていて感じたこと。
判断や決断には2種類あるんじゃないかと思う。
ひとつは頭で判断すること。もうひとつは心で判断すること。
頭で判断する仕事っていうのはそこから生まれる弊害や利害や数字を天秤にかけたり、確率論でマイナスを消していくような、たとえばリスクマネージメントだったり経理だったり。
そんでもうひとつの心で判断する仕事というのは、そこから弊害が生まれても、確率論なんて無視で天秤にかけても完全に傾いてるのにそれでも貫き通さなきゃいけないこと。難しいけど信念とか理念とか、そういう根本的な部分を見失わないように、そし時にそれを傷つけられないように守る仕事。
どちらの仕事も判断を誤ると大変なことになるけど、特に後者の判断を誤ると気づいたら本末転倒になってしまうんだと思う。
経営っていう仕事はきっと今目の前にある問題をどっちの判断で決断しなければいけないのかという線引きをしっかりとしていくことなんだと思う。すべてを頭ばっかり判断しててもだめだし、心でばかり判断しててもだめだし。その微妙なバランスが大切でどちらかに傾いててもだめなんだと思う。
ただ頭での判断は経験でいくらでも身につくけど、心での判断は経験では身につかないんだと思う。
これが難しいところだ。
一言で言えば
どれだけ好きになれるかどうかなんだろうなぁとおぼろげながらそう思う。
好きじゃなきゃ腹もたたないし。
好きじゃなきゃ嬉しくも悲しくもないし。
好きじゃなきゃいえない言葉というのはあるし。
なによりも好きじゃなきゃ感情的にはなれない、感情的になれない仕事なんてつまんないと思う。
そういう好きなものを守りたいという原始的な欲求をもつことというのは大切なことなんだと思う。
ああむずい。
むずいむずい。
POSTED @ 2008.02.14 |
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