• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: うなぎ。


昨夜無性に鰻が食べたくなって、こんなに食べたいならいくしかない。ということでせっかくなのでかねてより行きたかった神楽坂にあるたつみやさんに行ってきた。

いやぁ。ご飯に絡むのはたれではなく鰻自身。絡むという表現がぴったりな柔らかさ。ジョンレノンとオノヨーコが食べに来たという鰻。そしてその頃から継ぎ足し継ぎ足しつかっているという秘伝のたれ。これはうな重の歴史を塗り替えますね。間違いなくまた行きます。ヘビーローテーションでもいいくらいです。

ほんとうまかった。鰻好きの方もそうでない方もあれは一食の価値ありです。

いやしかし神楽坂というのはいい街です。これだけ足を運んでるのに、こんな店をしらなかったなんて・・・こんな店があったなんて・・・ということだらけです。

しかもふと気付いてみれば、最近自分の興味のあることを並べてみると、そのお店が全部神楽坂にはある。器もグラスも、盆栽や骨董屋まで。ひと通りの室礼はここでそろいますよ。それにおいしいお店もおいしいお酒もたくさんあるし。毎日でも通いたいくらいだ。

こうなるとやっぱり自分専用の和室に床の間に、できれば炉がある部屋なんかあったら最高だな。そこで定期的にうまいもの、旬のものをたべる会なんかして。毎日旬のものや室礼に頭を巡らせて、器からその日の食事を決めて、暗くなってきたらお気に入りのグラスで一杯飲み始めるなんていうのんびりとした毎日が過ごせたら幸せだろうなぁ。でも考えてみればうち寺だし、いくらでもできないことないんだよねそういう生活。とかいうと怒られそうだけど・・・でも今にしかできない食材で今にしかできない室礼で、だれかをもてなすことや、今にしっかりと意識をして生きていくということは大事なことだというところで自分を言い聞かせよう。

PS

世の中には白でも黒でもないということがある。白にも黒にも意味はある。世の中には理屈じゃなくて、五感全部使ってはじめてできる判断いうことがあると思う。いつだって論理的に順序だってなくたっていいんだと思う。

迷ってるということは、きっとどこにスポットを当ててもいろんな見方ができたり、どれも間違ってなかったり、どれも正解だったりするからなんだと思う。

南波六太がいってました。グーみたいな奴がいて、パーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴がいる。その中で誰が一番強いか知ってる奴いるか?と。

あなかしこあなかしこ。

*

自分は宇宙飛行士にはなれないけど、宇宙の本読んだりナショジオやディスカバリーチャンネルみてたり、NASAにテンションあげて勝手になりきったりして。SONY製品を使ってお茶目だお茶目だといったり。茶人になんてなれないけど、利休の本読んで、やっぱ「わびさび」はなんて適当なこと言って。おいしいもの食べて、おいしいお酒飲んで、たまにハメはずしてはしゃいで。いろんな人と関わっていれば、適当な人生で適当なことばっか言って、基本3割増でも、世の中になんにも残せなかったとしても十分幸せすぎるくらい幸せだからそれ以上を求めるのはやめようと最近つくづく思うことがある。それ以上というかそれ以外のことを。と思う先から、ああでもたまには旅に出たいなとか。バイクもほしいんだ・・・とか・・・欲ってやつは・・・まあつまりなにがいいたいかといえば今に感謝してるということです。

POSTED @ 2009.03.28 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。