• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: バグダットカフェ


一週間も空いちゃったよ。でもずいぶん書いてなかった気がしたけど
それでも一週間なんだね。
ってのはさ、最近寒くて寒くて、
さすがにタオルケットと掛け布団じゃ堪えられなくなって
家から羽毛布団もってきたのね。
そしたらあったかいのなんのって。
幸せを感じながら眠りについて。
朝起きたら汗だくで
それがすっかり冷えて一日で風邪ひいて
ちょっと調子の悪い一週間だった。

そんななか友達がおもしろいといっていたDVD
「バグダットカフェ」を買ってきて見た。
きたね。これはきた。
人生の上位に食い込んでくる良い作品。
最高に俺の好きな作品だった。こないだ私的映画論に書いたような
俺の好きな映画だった。

この作品。パーシー・アドロン監督のアメリカでの監督デビュー第一作目ということになるらしい。
不思議な軽さと、おかしさが満ちている作品でどことないけだるさと哀愁。
まず初めに驚かされるのは濃厚な色の描写。
青かかっていたかと思うと、切り替わった次の場面では真っ赤だったり、オレンジだったり。
突然原色に戻ったり。
それでいて無理のないカット割りなんだよね。不思議と自然に入っていける。

それと思ったのが主人公がいないってこと。
ここに出てくるすべての人に物語があって。
各人が主人公の短編集が一緒になったような。
その中で各人それぞれの物語が少しづつつながって
大きな流れになって一つの物語になっているような。

ジャスミン、ブレンダはもちろん、バッハを弾く息子、バーテン、ブーメランをする男、絵を描いてる男、刺青を彫る女。
子供達、保安官。すべての物語の中の一見無駄に見えるカット割りに意味があって
一回見ただけじゃただの無駄なカットも2回目ではじめて意味がわかったり。奥が深いなと。
でもコロコロと突然変わる給水塔の色。画面の切り替わりに青から緑とか。
あれには何か意味があるのかな。
それと最期にあの人の「仲が良すぎるわ」という台詞とあの流れ・・・もう最高だね。
おもわず所々でやられたなと、にやっとしちゃうような作品

一言で言うならジャスミンのマジックはそれ自体がもうマジックって言うような。

そしてバックで流れる「コーリング・ユー」これがまたいい。
映像にぴったりで。どこか哀愁漂わせるような。

色々と書きたいんだけどこれを読んで興味を持ったら是非見て欲しいから
あんまりネタばれになるような事はかかないでおきます。是非一見してみてください。
ここから買えます→amazon.co.jp

POSTED @ 2004.01.26 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。