Title: あなかしこ。あなかしこ。
ヒロトは「パンクロック」という曲の中で「僕パンクロックが好きだ。ああ やさしいから好きなんだ」と言っていた。
最近感じたんだけど。
やさしさってのは何かを与えることじゃなくて受け入れることなんじゃないかと思う。
丸ごと受け入れる。
理由とかわかんないけどその人でいい。その人がいい。
その人が丸ごといい。
そう想うときに自分の気持ちはすごくやさしくなれる気がする。そう考えるとやさしさってのはものすごく受動的な感じがするけど、受動的でいると同時にその姿勢はものすごく能動的でもあるんだと思う。
真宗を学んでる人ならなんとなく伝わると思うんだけど、これこそ南無なんじゃないだろうか。
人はいつだって誰かに受け入れて欲しくて、いいんだよ。大丈夫だよ。そのままでいいよって言われたらいつだって泣けるくらい自分に矛盾を抱えているんだと思う。
ロックがやさしいのは、臭いものに蓋をしないからだ。
むきだしだからで、汗くさくて青臭くて泥臭いからだ。
矛盾かかえててもいいじゃん。っていえるからだ。
それで大丈夫おれもそうだから。って言ってくれるからだ。
その上になんにも覆ってないから、やさしいんだと思う。
真心ってのはいつだってなにも覆ってないんだと思う。
なにも覆ってないと心はいつだって簡単につぶれそうなくらいやわらかいから、だからみんなその上になにかを覆って安心する。でもその安心に慣れすぎたら、本当に安心できるところにはたどり着けないのかも知れないと思った。
やっぱり人に出逢うということは素晴らしい。
人は人によってのみ前に出られる、人は人と関わることで自分を知ることができる。
人と人の間でいきるのが人間。って金八先生だって言ってたじゃないか。
あなかしこ。あなかしこ。
POSTED @ 2007.05.25 |
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