Title: 信念とはすなわち生き様か。
いくら体脂肪率が気になっているからといって寝起きにヘルシア緑茶を一気に飲みするのはお勧めしません。今現在若干吐きそうです。
昨日硫黄島からの手紙を見た。
この映画をみて一番先に感じたのは、戦争の悲惨さとか、人の尊さとかそんなんじゃなくて、信念と組織っていうものの大切さだった。
軍隊だけじゃなくどんな組織にも統率する人間の能力やモチベーションはものすごく大切でたった1人のその統率する人間の気持ちだけでできることもできなくなるし、絶対に不可能なことも可能になるんだと思う。
日本は規律や組織を重んじてきた国でそれが時に保守的で頭の堅い悪い習慣を生み出したのも間違いないけど、でも有能な人の下で働けるということはものすごく意味のあることだと思う。有能な人間が部下に与えるものは仕事だけじゃなくて、その人の生き甲斐だったり、支えだったり、根底で自分を支えられるだけのモチベーションなのかも知れない。
硫黄島からの手紙をみていてもう一つ感じたこと、栗林中将、西中佐、西郷の中にあった国とか組織とか忠義とか愛するものへの気持ちとか。それぞれが胸に秘める強い信念。善悪ではなくて最後はその信念こそが正義になるのかもしれないと思った。
そんな信念を表現する印象にのこったシーンがあった。
日本とアメリカが戦争をする前にアメリカの友人に栗林中将がこう尋ねられる。
「もし日本とアメリカが戦争になったらどうする」
それに対し栗林中将はこう答える。
「その時は信念に従います」
するとそのアメリカ軍人は
「それは国としての信念か君自身のの信念か?」
という問いに対し
「それは違うのですか?」
と答えた言葉。
そして
本土にいる愛するものが1日でも平和に暮らせるならば、我々がこの島を守る1日には意味があるのです。
と言った言葉。
泣けました。
それと傷ついたアメリカ兵の捕虜に手当をするよう部下に命じるシーンでの西中佐の言葉。
残り少ない薬を敵兵に使うことをしぶる部下。
それに対して、西中佐
「若造、お前はアメリカ人にあったことがあるのか?」
という言葉。
西中佐はかっこいいのですが、役名がバロン西というのがちょっと気になります。残念です。
そして作品を通して一貫している忠義とか規律とかではなく「生き残る」ということを貫いた西郷の信念。
信念とはすなわち生き様。
それを強く感じた。
そういえば昔「おれの生き様みとけやぁ!!!」といって洋服のまま琵琶湖に飛び込んだ某京都のお寺のS田R介君という友達がいましたがあれもある意味自分の信念を貫いたんだと思います。ただおもったより盛り上がらなかったですけど。
「父親たちの星条旗」はまだみてないんだけど、さっそく今夜にでもみようと思います。
POSTED @ 2007.05.23 |
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