Title: 丼。
愚痴ることの一つでもあったほうが人生はおもしろいのかもしれない。
と思いながら、
人は気を抜くと簡単にリアリティを失うんだなと思った。
慣れるという感覚は人間のメリットであると思う。でもそれは同時に、人が簡単にリアリティを失う理由でもあるんだろうと思う。
リアリティとは、怒りであり、痛みであり、悲しみであり、喜びであり、理屈がぶっとんでわけのわかんないところに着地しちゃうようなもんで、人間の欠陥でもあり、魅力でもあるんだろうと思う。
でもいつもそんなもんをむき出しにして、タガの外れたような状態で生きていたら、たんこぶだらけになって傷だらけになっちゃうから、自己防衛のために、人は慣れることでそのリアリティを鈍化させるのかもしれない。
鈍化していることにも気づかないくらいに、人間は巧妙に自己防衛をする。
だから時々その鈍化されたリアリティを刺激されることを無意識に追い求めたりするんだろうと思う。
人間の行動原理の中で、この動機付けの占める割合は結構大きい気がする。
POSTED @ 2010.10.22 |
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