• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: はかないものへのあこがれだけで。

「チップはずむから勇気をわけてくれ」

ホテルのボーイにそう告げて戦場に向かう次元の背中にしびれて、それから勇気をださなきゃなと思う時に、ぽかっとこの台詞が浮かぶことがある。

怖いことや弱い自分を、認めながらも、そんな自分奮い立たせて、前に前に足をだす。そんな生きざまをしたくとも、勇気をださなくてもいいような逃げ道がないか、つい探そうとしてしまう自分。

な~もな~も

昔、旅を始めたころに、あるバックパッカーがこういった。

おれ、長いこと旅してるけど、正直地元の食べ物とか苦手なんだよね。
だから大きな街にきたら、かならず最初にマックを探すんだ。

旅をはじめて、バックパッカーかぶれの自分は、パクチーとか嫌いなのに、旅に出たらやっぱその国の食べ物に触れなきゃだよね。日本でも食べれる物たべるなんて邪道じゃない。旅するいみなくない?なんてホントは、マックとか食べたいのに、さもあたりまえみたいに言っていて。

自分よりもはるかに経験を積んだその人の言葉をきいて、なんか恥ずかしくなった。

あ。それ言ってもいいんだって。

そんでいろんなものが軽くなった気がしたわけです。

とあるお坊さんが、すげぇ牧師がいたら、自分はキリスト教に改宗するかもしれないです。

というのを聞いた時にも思った。

あ。それ言ってもいいんだって。

こうあるべきとか、ないもんね。

チベットへ旅した時の写真を久々に見てたら。

あの頃の自分の顔にまとわりついてる、こうあるべきみたいなものや、自分はこういう人間だぜ。みたいな空気がぷんぷんしてて。

あ。それ言ってもいいんだ。

っていう経験たくさんしたほうがいいぜ。若かりし自分よ。と思ったわけです。

自分は、自分が想像できる以上に、はるかに多くの可能性を秘めてるぜって。


POSTED @ 2010.01.29 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。