Title: お盆
梅雨があけて、このじりじりとまとわりつくような暑さがやってきて、夏気分が一気に盛り上がる。ほんとここ数週間息をつく暇もないくらい行事やイベントに追われたままのお盆突入。
そんなお盆のさなかにうちの犬が大往生しました。人間でいえば96歳くらいだそうです。最後の最後になくなる5分前に声をかけたら、目だけこっちに向けてこっちを一瞥してまた眠りました。そんでそのまま大往生です。うちの犬らしいといえばうちの犬らしい最後でしたね。あの一瞥は。
15年間自分の人生の半分も一緒にいたわけでいろいろ思うこともあるんだけど。
なんかサヨナラなんてことにあんま意味はないんだと思った。玄関にいようと、ベランダにいようと、どっかほかのところにいようと、トイレにいようと、それがお浄土だろうと、なんらかわんないぜよ。
生きてるということは、きっと本質は物理的なものを通り越しているんだと思う。生きているというのは正確には、それぞれの中に生きているかどうかなんだろう。
死を通して学ぶのは生きるということ。
生を通して学ばなければいけないのは死ぬということ。
移ろい変化して、自分を取り巻くものは刻々と変化する。
いまと明日とおんなじものなんてなんにもない。
いまここ。それだけ。
この現実に、この事実に、この無常に南無阿弥陀仏。
POSTED @ 2009.07.15 |
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