• PHOTO最終更新日2010年10月11日



follow me


Title: 骨肝文

こんなもんでいいならいくらでもくれてやるさ。

失ったっていいものをたくさん抱えてるから。

ひとつくらいあげるよ。

だからそんなケチもののために

大切なものを見失わないでください。

世界が狂ってるのは

しったこっちゃないとおもえるおれの罪でもあり

ぜんぶおれのせいでもあるわけで。

明日が来ることが確実なくらい。

そこにあるものの姿は

確実です。

逃げも隠れもしませんが。

ときどきほじくりかえして

ときどき水をあげてやってください。

ときどきやさしい言葉をかけてあげてください。

サボテンがとげとげしいのが自分の身を守るためだとしたら。

おれはなにからなにを守ってるんでしょうか。

だれかに教えてもらおうとは思いませんが。

自分でみつけられるかもわかりません。

コンドームはだれのためにするのでしょうか。

おれでしょうか。

あなたでしょうか。

未来でしょうか。

希望でしょうか。

それともまだ見ぬあなたのためでしょうか。

守りたいものがなにかもわからないまま

なにかを守るのは

なんにも守らないに等しいのではないでしょうか。

ウミガメの両足をもいで

がっつくのと。

ニワトリの両足をフライにして

がっつくのと。

なにが違うのでしょうか。

おれが明日生きてるってことが

確実だといえる根拠は

どこにあるんでしょうか。

なんでおれはそんなおこがましいことを

平気で思えるのでしょうか。

くそったれでもなんでもいいけど。

くそたれないで生きてるあなたよりは

よっぽどましです。

人の心がわからないひとは

きっと自分の中にあるものを

ぜんぶもやもやと呼ぶんだと思う。

だけどあなたの

雨がふるんじゃなくて。

雨がくるっていう感覚

を忘れないところは。

すきです。

なんにもない場所なんてないけど。

なんにもないと感じる場所はたくさんあるよ。

おれがいたらないから。

みえないものを信じて

なにがわるいんでしょう。

目に見えるものなんて

ほんとはなんもないじゃないか。

さいごにひとつだけ。

かならずしもじぶんのおもう気持ちと

じぶんへのおもわれる気持ちは同じじゃないです。

かわらないものはかわらない。

でもかわらないものをまもるためにかわらなければならないものがあります。

そういうものが

いっぱんてきに

なんていうかじゃなく

わからないものをわからないままにしておけるこころです。

いわずもがなです。

POSTED @ 2007.10.04 | Comment (0) | Trackback (0)

コメントを書く。


  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。