• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: すいかわり。

たとえば。

溺れそうになって、必死に手足をばたつかせているのに、どんどん沈んじゃって、ああもうだめかもなって思って腹くくって、力を抜いた瞬間に身体が浮かび上がるみたいに。

ああなりたいとか、こうなりたいとか、自分がこうあるべきなんだとか、自分のキャラじゃないとか。

頭でじたばたしているときには、ほんとは前になんか進んでなくて、

もう白旗だって。

思ったら。

身体は自然と自分の立ち位置を教えてくれるんじゃないかと思う。

その場所がきっと自分の無理のない場所で、そこで出会う人が自分にとって本当に大切な人で、自分がむきだしでいられる場所なんだろうと思う。

でも人間はよくばりで、手を放すのが苦手だから、もがいているときに、自分の身についたものや、できた人間関係や、経験というものを、意固地になって保持しようとしたりして、また身体に力をいれて、こわばっていることすら気づかないで、日常を過ごす。

それが習慣化するうちに、いろんなことに鈍感になっていって、簡単に人を傷つけようとしたりもする。

やっぱり、

大事なのは、湧いてくる感情を否定することじゃない。湧いてくる感情にのみこまれないことなんだと思う。

感情にのまれて、どうしょうもなくなるときに、そこでふとそれを断ち切ってくれる要素が、生きていくうえでなによりも大事なんだと思う。

浮かびたくてもがいても浮かべないのに、脱力したら、人間の身体は簡単に浮かぶんだ。

本当に人間はおもしろい、

真実は逆説の中に。

POSTED @ 2010.08.26 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。