• PHOTO最終更新日2010年10月11日



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Title: 片雲の風にさそはれて漂白の思ひやまず
2005.02.28


古人も多く旅に死しせるあり
予もいづれの年よりか
片雲の風にさそはれて
漂白の思ひやまず

松尾芭蕉、晩年の句

旅に出たい気持ちは今も昔も変わることなく、
私たちの心の中に生きついています。

まさに漂白の思いやまず
道祖神が手招きをしています。
久々に熱が下がりません。
とはいっても寝込んでるわけではなく
完全なキューバ熱にかかっています。

そして日々の日常がおろそかになりつつあります。

キューバキューバキューバ
キューバに行きたい。

いつか中米~南米へと
思ってはいたものの
なかなか機会もなく漠然とした思いだったものが
キューバを見たい。キューバの空気を感じたい。
キューバの人と話したい・・・・という想いが
まさに沸々と沸いてきています。

航空券の値段を見たり・・・
情報を仕入れれば仕入れるほど
キューバがおれを呼んでいる気がする。

でもな・・・仕事もいまは忙しいし・・・・
4月までにやらねばならないことは山ほどあるし・・・
でもキューバが・・・・

さてなぜここまでキューバなのか。
勘のいい人は気づいたかもしれないけど

エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
そうチェ・ゲバラの影響です。

彼の感じたものを感じたい。
彼の見たものを俺も見たい。
そんならまずはキューバだ。
となったわけです。

彼の理想・思想・そして歴史を知るうちに
彼の人間性やカリスマ性。
もっと深くゲバラという人間を知りたいと思うようになった。

本を読みあされば読みあさるほど
自分のいままでの無知さ。
自分の思想や理想が
いかに薄いものだったかを痛感した。

知らなければならないことがたくさんある。
そもそも恥ずかしながらいままで
資本主義とはなにか。社会主義とはなにか。
その定義すらはっきり答えられなかった自分が
いっぱしに社会を語ってたのかと思うと穴があったら入りたいくらいだ。

知れば知る苦悩ってのもある。
知らなければ知らない苦悩ってのもある。

でもおれは色々なことを知りたい。
色々な思想を学びたい。

そして知らなければならないことってのは
たくさんある。

疑問を持って生きていくこと
そしてそれを一つづつ形にする力
そういうものを持った人間になりたい。

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Title: マルクスレーニン毛沢東
2005.02.21


社会共産主義とは実際
どんなものなんだろうと本を読み始めて
レーニンや毛沢東の思想をあさってるうちに
一人の革命家に行き着いた。

「とりわけ、世界のどこかで
ある不正が誰かに対して犯されたならば、
それがどんなものであれ、
それを心の底から
深く悲しむことのできる人間になりなさい.」

その革命家が自分の子供に宛てた手紙の一文

彼の名前はチェゲバラ
あのジョンレノンが当時
世界で一番かっこいいのはチェゲバラだと言い放ったが
その男にいま完全にはまったおれがいます。

彼が指導者ならば
実際社会主義ってのもありかもなと
一瞬でも思ってしまうだけの男です。

彼を一言でいうなら
強烈なカリスマ性をまとってる少年
といった印象がした。

社会主義に一番必要なものは
強力なな武力でも
神懸かり的な指導者でもなく

国を民を、本当に心の底から愛せる指導者
そしてその指導者と共に生きていこうと思う国民だと思う。

ソ連の崩壊ドイツの統合
レーニンは消え毛沢東の教えは歪曲され
世の中では社会主義=よくないもの
というイメージが色濃くなってきた

だけど本当の意味の社会主義ってのは
自分の国に誇りをもちナショナリティを確立させ
同じ民族であることをみんなが認め合い
国という単位での一つのコミュニティを
シェアしていくような感覚なんじゃないかな。
国というものを心から愛する究極の形とでもいうべきか。

デメリットとして特権階級優遇や政治汚職
などの起きやすい体制でもあるし、なによりも
インドのカーストや日本の士農工商をみてもそうだけど
人間ってのはだれもが妬んだりうらやんだり
自分のほうが上だとか下だとかをつけたがる生き物だから
本当にこころからの平等なんてものを維持しようとするには
やはりむりが生じてくるんだろうね。

人間の愚かさ故になしえない体制
社会主義を掲げる多くの指導者が
ユートピアをうたってるのはあながち嘘でもないかもね。
実際に実現させることが可能であれば。

中国が日本を目の敵にするのも国民の目をそこに向ける。
人間は大きな輪の中で一つおおきな敵に対しては
団結してまとまる習性があるらしい。
外に敵をつくることで人間をまとめる政治手段なのかもね。

ゲバラを中心に書きたかったんだけどちょっとずれた。
カストロとの意見の違いとか彼の理想とか。書きたいことは山ほどある。
だけどそれは今度ということで
でもこう考えると社会主義ってのは深い。
少なからずおれ自身社会主義に対する
イメージってのは正直良くなかった。
北朝鮮のイメージが強すぎるからってのもあるけど
でももっといろんな事を知らなくちゃいけない
もっといろんな事を勉強しなきゃいけない
そう思った今日この頃でした。

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Title: 大切なものを守るのに理由なんてない
2005.02.17


日本とか日本人とか
そういう話しをすると最近じゃすぐ
右だ左だという傾向が強すぎる
日本人が日本を語ってなにが悪い。

昨日ラジオで主に20代を中心にしたアンケートの中で
韓国の徴兵制度を取り上げて

「日本でも徴兵が義務づけられたらどう思いますか?」

という質問があった。
だいたい義務にどう思うもなにもないと思うんだけど
その回答にに思わず悲しくなった。

回答の一部

「徴兵されて弾を撃たなきゃいけなくなるなら
弾に撃たれて死ぬ方を選びたいです。」

「国から人を殺すことなんて教えてほしくない。」

「戦争というものに何の意味があるのかわからない」

この答えを聞いてほんとに鳥肌が立った。

何十万人の日本人たちが
命をかけて守りたかったものはこんなものじゃない。
「お国のために」はただのプロパガンダじゃない。

戦争が語られるときにいつも思うことが一つある。

歴史の中で色々な戦争があった。
様々な理由もあった。
侵略もあったし殺戮もあった。
ただの人殺しとしか言えないようなことが
たくさんあったのも事実だと思う。

ただそのなかにひとくくりにはできないものもたくさんあったと思う。
命をかけてでも守りたいなにかがそこにはあったという事実。
民族の誇りや自分というナショナリティを守るための戦い。
家族や子供、自分の大切な物を守ろうとした気持ち。

だから戦争をすべてただの人殺しとひとくくりで片づけてほしくない。

靖国参拝に関してもそうだけど
決して戦争を美化してるのでも正しかったと認めてるわけでもない

そういう先人達の気持ちに最大の敬意を払うのは
人間として日本人として当然だと思う。
命をかけてまでも日本や日本人として
誇りを守ろうとした人間の心に手を合わせて何が悪い

「徴兵されて弾を撃たなきゃいけなくなるなら
弾に撃たれて死ぬ方を選びたいです。」

「国から人を殺すことなんて教えてほしくない。」

「戦争というものに何の意味があるのかわからない」

戦争=悪いこと
戦うこと=よくないこと

そもそも平和とはなんなんだ
争わないことが平和なのか

岡本太郎は万博の時に
調和とはぶつかり合うことから生まれるといったけど

いまの世代、まぁ自分たちも含め

争うことをあまりにもマイナスに考える傾向が強すぎる
それがこういう回答を生むんだ。

争うときにそこにはお互い譲れない主張がある
ましてやそれが自己のアイデンティティに関わることなら
なおさらだ。主張のないやつこそ平和をはき違えてる。

大切な物を守るのにいつだって理由なんてない。

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Title: 環境はゆとりをうむ。
2005.02.08


引っ越しを終えてもう2週間近くがたつんだけど
家の家具も着々とそろい始め、
いい感じにイメージ通りの部屋ができてきた。
じつは昔から部屋にはこだわりがある。
一番はくつろげること、これは自分だけじゃなくて来た人みんなが
腰を落ち着けてゆっくりできる空間が理想。

それをモットーにいままで住んだ部屋
(中高の寮の部屋、京都の下宿、今まで住んでた千葉の家)
を作ってきて人が集まれる部屋をつくってきた。
だからいまでも他の下宿の名前は覚えてなくても
みんなおれの下宿の名前は覚えてる。

今回もそういうものを作るとともに、
いままでとは違い今回は妥協はしないことにした
妥協というのは、いままではなんだかんだといっても腰掛けの住まいであって、
すくなからず期間限定の住処だったから
家具も手製の物が多かったが
(廃材で組み立てたべっとやフローリング)
今回は終の棲家とまではいかないものの
これからの人生において結構な時間を過ごすこととなるであろうことから
自分のいままで思い描いてきたすべてを注ぎ込もうと決めている。

そうはいってもはじめから「コルビジェ」や「イームス」は無理だから
懐と相談をしながらも満足のいく物を探していこうと模索中。

そこで思ったんだけどそういうところにお金を掛けるのを
もったいないと思う人もいるだろうけど、暮らしてみて
どんどん家が好きになって、どんなにしんどくても家にはいると
すっとこころがほぐれる感じがする。
それが今の自分にとって最高にいい循環を生んでる気がする。
何を使っても一緒だからということはない
いいものはこころにゆとりをくれる。
環境にお金を掛けることは結局は自分にお金をかけてることと一緒だから
パチンコや飲み代に消えていくくらいなら
こういうところにこそお金をかけるべきだとつくづく感じる。
気分転換や気晴らしが家でできるから、大きな目で見たら絶対お得だと思う。

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  • 自己紹介:1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。