Title: 歴史の1ページ

今日お寺にきた古くからの檀家さんに
君の曾おばあちゃん(96歳という長寿)がいなかったら
いまのこのお寺はないよと言われた。
曾おばあちゃんはまったく人を差別しないと言うか
どんな人にでもフラットに接することができる人で
とにかく裏表もなく浄土真宗の染みついた人だってみんなが言う。

そして一人でいまのお寺の基礎を作った人。
旦那さんであったおれの曾おじいちゃんは
おれのおじいちゃんが20歳くらいのときに死んじゃったから
それから一人で男の子5人も育ててだれでもかれでも
困ってる人はほっとけない威勢のいいおばあさんだったらしい。

96歳で亡くなったときに葬儀に200人を越える参列者が全国から
集まった。みんなおばあちゃんにはお世話になったっていうひとが
たくさんいて。そのときにいろんな伝説的な話も聞いた。
(泥棒にお金渡して説教してそのまま帰らせた事件とか)

自分の曾おばあちゃんがそういう人でよかったと思う。
誇りに思う。そういう心を大切にしなきゃいけないと思う。

なんか曾おばあちゃんも曾おじいちゃんも
おじいちゃんもおばあちゃんもその前のおじちゃんも
おばあちゃんもずっとずっと先祖の人たちが
いまのお寺の歴史の中の1ページにいて
それが続いてきていまの寺があって。

そして間違いなく次の1ページには自分の名前が
載るのかとおもったらなんかどきどきしてぞくぞくした

POSTED @ 2005.05.20 | Comment (0) | Trackback (0)

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  • 1980年1月9日生まれ。どこからを趣味と呼んでいいのかは模索中。好奇心は旺盛。